保護団他を名乗る方々からバベシア症n事を騒ぎ立てるなとのクレームが頻繁に来ています。

理由をお伺いしたところ、「周南健康福祉センターの子の譲渡希望者が減る」と言う事らしいです。

完全完治する病気なら、私も問題にしませんが、治療してもバベシア原虫は体内には残っています。

バベシア原虫が残っていると言う事は再発の可能性は低いとはいえゼロでは在りません。

完全完治しない感染症と理解しているのに、里親様にはバベシア症の事を告知せずに知らん顔して譲渡してしまえとでも言いたいのでしょうか?

里親様がバベシア症の事を譲渡前に調べ、事前に病気の事を知って頂いた上で譲渡させて頂いた方が焦らずに対応も出来るのでは無いでしょうか?

考え方は十人十色ですので、私は私の考え方で、バベシア症の事は警告と共に告知して行きます。

譲渡させて頂きます子の事を、知り得てる情報は里親様に公開し理解して頂いたうえで譲渡させて頂いております。

告知したら譲渡希望者が減るなんて考え方は、正しいとは思えません。

それこそ後で、里親様が事実を知ったら大問題だと思います。

これまでに、何匹ものバベシア症に感染して治療を終えた子を譲渡させて頂いておりますが、再発したと報告を受けた事は一度も御座いません。

正直、治療後の病気を告知する義務が在るのか?との話に成ると思いますが、

法的に何処まで告知義務在るのかは解りませんが、譲渡をするため都合の悪い事は公表するなという考え方には、賛同いたしかねます。

私は実際に起きている事を包み隠さず公表しているだけです。

 

実際に、周南健康福祉センターから譲渡して頂いた方から、相談も寄せられています。

「急に元気が無くなった・食欲が無くなったけど、何か病気でしょうか?」との問い合わせも増えてきています。

私が答えるのは、歯茎の色を見て白ければ貧血が起きていますから、直ぐにバベシア症の検査を獣医さんにお願いしてあげて下さいと応えるだけです。

まだ質問を投げ掛けてくださる方は良いとして、急に元気が無くなった、食欲が無くなったと感じて2日でも検査と治療が遅れれば亡くなります。

治療は早い方が良い事は誰でも理解できると思います。

バベシア原虫に血小板を破壊されればガナゼックを接種しても亡くなります。

バベシア症の事を理解したうえで譲渡を申し込んで下さいます方に譲渡すれば生存確率は上がるはずです。

 

臭いものには蓋をする、この考え方は、私は嫌いです。

ありのままを受け入れて貰うのが一番だと思います。

 

告知義務が無いと思う団体さんは隠して譲渡して下さい。

ただし、バベシア症に感染していた事が発覚した場合は里親様に責任転換はしないで下さいね。

この様な団体は、いつ感染したのかわからない事を良い事に譲渡後に里親様が感染させたと里親様の責任にすると思います。

この様な無責任な団体から譲り受けない事が大事です。