現在、周南健康福祉センターに捕獲収容されている野犬の成犬を代理で引き出し届けて欲しいと依頼の電話が入りましたので、喜び勇んで話を聞かせて頂きますと、ペットのおうちに掲載されている掲載事項には、
「触っても唸る事も無いとても大人しい子だと記載されていますが、一般の飼育者でも簡単に懐いて飼育できますか?」と聞かれましたので、
引き出し依頼された子を見た事もありませんし触った事も無いので、正直にその旨を伝えると、
「もし飼育の難しい子なら、センターに返して」と言うのです。
代理引き出しと言っても、形式的には、愛の肉球会がセンターから譲渡して頂いて、その子を里親様に譲渡する形に成りますので、センターには返す事は出来ない旨を伝え、ペットのおうちで募集しているボラさんに頼む方が良いんじゃないですか?とアドバイスすると、問い合わせをしても、返事が来ないとの事で愛の肉球会に連絡してきたと言うのです。
また、愛の肉球会さんから、募集しているボラさんに連絡して欲しいと言うのです。
みなさんもご存知の様に、愛の肉球会はどの保護団体や個人ボラさんとも連携せず、一本独鈷で独自の考え方で保護活動をしていますので、募集しているボラさんとは連絡が取れないと伝えさせて頂きました。
ここから先は、依頼者様の言いたい放題です。
「触る事すら出来ない犬を無理やり譲渡するのか?」
「譲渡を強制するのか?」
そこで、スキンシップが取れるまで、人馴れさせた子を譲渡して貰ったら如何ですかと提案すると、譲渡諸費用が掛かるから嫌だと言うのです。
センターから無償で譲渡して貰っても、登録費や狂犬病予防接種費用・混合ワクチンの接種費用・健康診断費用・去勢手術費用が掛かりますよと説明すると、「だったら要らない」殺処分される子を引き取ってあげるのに費用を取るのが間違いで保護団体なら犬が助かるんだから全て喜んで負担しろと主張するので、愛の肉球会では依頼を受けられないので、ほかの団体に頼んでくださいと電話を切らせて頂きました。
ご自身の家族に成る子に一銭の費用も使いたくないなんて人は初めてです。
こんな人も居るのですから、里親様選びは慎重に行わないと駄目ですね
天国から地獄に突き落とされた気分です。