『ジャック』君を今朝病院へ連れていったとき、バベシア症を発症していない子のバベシア症を見抜く力はプロですねと絶賛して頂いたそうです。
確かにバベシア症を発症する前に診察を受けさせている事が多く、発症前だとバベシア原虫も少なく獣医さんでも見付けるのが難しいらしいです。
バベシア症だと見抜く基準があれば、公表してあげてと獣医さんから頼まれました。
基準では無いですが、愛の肉球会では、施設入居時に体重など計り、爪の延び方・歯の生え方などから推定生年月日を割り出しています。
その結果痩せている子・異常なお腹の出方をしている子・体重の増減なぞ、トータル的に見てこれまでの経験と実績で、バベシア症を見抜いています。
経験と実績が一番です。
異常に痩せている子は、消化器系の病気、ウィルス性腸炎・細菌性腸炎・コクシジウム・回虫などの疑いをい持って健康管理に当っています。
バベシア症との決め手は、爪の色・肉球の色・歯茎の色なども判断基準です。
黄疸は耳の中の色を見てあげてくだされば解り易いです。
バベシア症の場合は、高カロリー食を与えると少しの間だけ、肉球や歯茎の色が淡いピンクに戻りますが、数分で白く成ってしまいます。
元気で食欲の在る子でも、この時点でバベシア症の疑いを持って慎重に健康管理を行いますので、些細な変化でも見逃しません。
あと体温でもバベシア症の場合、40度以上の高熱は出ませんので、基準のひとつとしています。
異変を感じたら病院へ連れて行くことです。
ウイルス性腸炎などの場合はインターフェロンを注射するなどの時間に猶予はありますが、細菌性腸炎は抗生物質を投薬するまで時間は余りありませんので、細菌性腸炎の方が怖いです。
人間でもコロナウィルスが見付かってからでも、チエ要する時間はありますよね。
O157などの細菌性の物は直ぐに重症化することが多いですよね。
ウィルス性のものは治療する時間はあるが、細菌性んぽものは、一刻を争う治療が必要です。
バベシア症も発祥した時には、一定数以上のバベシア原虫が血液の中にいますので、一刻を4争う治療(ガナゼック投薬治療)が必要です。