「周南健康福祉センターから譲り受けた子が、昨日の昼から、食欲が無くなり元気も無いのですが、何かの病気ですか」と相談の電話が入りました。

良くお話をお聴きすると、譲って頂いた帰り道に、以前飼育していた子がお世話に成っていた病院で検査を受けさせ健康優良児と診断されたとの事で、安心していたのに、急に昨日の昼から容態が急変したので、慌てている様子でしたので、

私は獣医でない事を真っ先に理解して頂いた上で、歯茎の色と舌の色・肉球の色を見て頂きました。

淡いピンクだと言うので、オシッコの色を聞くと、水分不足の時に黄色くなる様な少し請い黄色で、綺麗な色をしているとの返答が帰ってきましたので、私のこのプログを見て下さっているようで、高カロリー食の【ニュートリカル】を緊急食として購入して下さっていたらしく、昨日の昼から与えてくださっていたそうです。

これまでの経験上、貧血・低血糖・バベシア症が考えられますので、【ニュートリカル】を与え、すの後の歯茎と舌の色を観察していただきましたところ、5分後くらい再度電話が掛かり「歯茎の色が少しピンクが濃くなったと」連絡が来ましたので、バベシア症の疑いが濃厚なので、朝一番に病院へ連れて行きバベシア症の検査を受けさせ、病院の設備に寄ってはその場でバベシア原虫を見つける事が出来ずに手遅れに成る子が居る事を説明し、飼い主様の責任で、【ガナゼック】の接種を獣医さんにお願いして欲しいと伝えました。

今しがた、7時に獣医さんと連絡が取れ、直ぐに連れて来なさいとの事で、私とのやり取りを獣医さんに伝えたところ、恐らくバベシア症でしょうねと診断結果が出て、【ガナゼック】を飼い主様の要望で接種しますと接種してくださったそうです。

一応血液を外部の検査に出してくださったようです。

早ければ明日には結果だけでもお伝えできると言われたそうです。

【ガナゼック】接種後、数時間で食欲が戻ってきますので、消化の良い物を少量与えるか、【ニュートリカル】を与え体力・抵抗力を維持して挙げてくださいと電話を切らせて頂きました。

私の経験上のアドバイスが役に立つならいつでもご相談ください。

ただし私は獣医師では在りませんので、最後は飼い主様の自己責任と成りますことはご理解願います。

このプログを観て下さっているとの事でしたので、

今夜症状が改善され、元気を取り戻せば、月曜日にもう一度【ガナゼック】を接種してあげて下さい。

一応治療はこれで終わりですが、症状が進んでいた場合は、【ダラシン】の投薬を1週間程度続ける獣医さんと、【ガナゼック】の接種を続ける獣医さんとに判れますので、掛かり付けの獣医さんと相談して決めてあげて下さい。

バベシア原虫は一度体内に入ってしまうと完全に駆除できませんので、良く話し合って再発防止に努めてあげて下さい。

再発率は3割程度と言われていますので、逆に考えてあげてくだされば7割近くの子は普通の元気な子と同じ様に終生を過ごせると言う事です。

悲観的に成らずに見守ってあげて下さい。