今年の、バベシア症の発症した時の症状が例年とは少し違いますので、参考にして下さい。

今年のバベシア症は熱が上がりませんし、下痢の症状も余り見られませんし、オシッコの色も余り変化が診られません。

ただただ元気が無くなって来ます。

唯一バベシア症かなと疑いを持てる症状として貧血が診られます。歯茎や舌の色を良く観察していれば、一目瞭然で解ります。

発症後一気にオシッコの色が濃い黄色かオレンジ色ぽく見えます。

例年ですとこのオシッコの色が少しずつ濃い黄色に変わり、オレンジに近付いて行き、最後は茶色がかった色に変化して行きます。

もうひとつ、特徴があります。

それは治療を終えた子のオシッコの色が濃い黄色のままです。

獣医さんの話では、オシッコの色が濃い原因は解らないが、貧血が改善され、元気を取り戻し、食欲が戻れば、一応治療は終わりだそうです。

ただこれまで、バベシア症を診続けてきた私に取っては治療後のオシッコの色が気に成ります。

昨日バベシア症と診断され、【ガナゼック】を接種して貰った2匹の子達も、昨日は高カロリー食を複数回に分けて食べさせ、免疫力・抵抗力・体力を維持させましたが、今朝から食欲も戻りウェットフードを普通に食べてくれています。

命の危機は脱出しました。

後は明日、もう一度【ガナゼック】を接種して頂くだけです。

この記事を、参考程度に書かせて頂きましたのは、『竜』君・『勇気』君はセンターに捕獲された時7匹兄弟だったと記憶しています。

当会が引き取ったのは3匹ですが3匹の内2匹がバベシア症に感染していたのですから、ほかの兄弟も感染している確立が高いと思われます。

しかし、すでに一般家庭に譲渡されていると思われますので、この発症症状を見抜けるかが命を救えるかの分かれ道になると思われますので、参考にして頂ければとの思いで書かせて頂いております。

感染症の潜伏期間も管理を行わずに引き出して直ぐに譲渡会に参加させ譲渡している団体も在ると聞いています。

今年はバベシア症の感染率が高いので、里親様の参考に成ればとの思いだけで書かせていただいております。

多くの子の命を救うために大拡散お願いします。