今日は、動物保護の話から離れて、実際に存在していた商売の話をさせて頂きます。

これは、私が20歳前後の時代の話ですから、約40年前の実話です。

大阪の新世界では、マッチ売りの少女ならぬマッチ売りのおばさんが居ました。

新世界には飛田新地が在り、赤線・青線がいまだに実在する地域です。

おばさんは当時50代くらいだと思います。

マッチ売りといいましても、マッチの箱を売るのではなく、マッチ1本50円~100円で売っているのです。

売っているマッチの使途が笑えます。

読者の方には申し訳御座いませんが性差別などする気もありません、実話ですので、お許しください。

売ったマッチでする事は、下着を着けていないスカートの中をマッチの明かりで見せるだけです。

立ちんぼが考え出した商売です。

新世界には立ちんぼ(売春婦)が多くお客さんが見付からない、おばさんが考え出した商売です。

新世界へ売春婦を買いに来るお客の中には、お金の無い人も当然居ますから、50円~100円で女性器を見せてもらいに来る客も居ます。

私は若い頃から新世界に出入りし、色々な商売をしておりましたから、

非合法な薬屋さんも数多く存在してましたけど、私は当然合法の商売ですよ(笑)

当時は空き缶を蹴飛ばせば何処かの組事務所に当ると言われていました。

山口組・酒梅組・東組・松田組・砂古川組・名だたる

名門組織が混在していました。

そんな中、生きていくために、みんな試行錯誤を繰り返し助け合って生きていました。

みなさんは、新世界=あいりん地区=ホームレス=日雇い労働者同社の町=と強力なイメージがあるかと思いますが、

そんな中で、日雇いの仕事に在り付けなかったホームレスを自分の組事務所に連れて行き1.000円づつお金をあげて帰らせます親分がいました。

当時、1.000円あれば、ワンカップか缶ビールを買ってドヤ街で泊まりご飯と味噌汁には在り付けます。

もっと面白い商売も在りました。

泥棒市です。

ま新しい靴を片方だけ売っている・本物のローレックスなんかも売られていました。

本物のローレックスでも価値も解らず保障も無いので。3.000円程度で売られていました。

全て銭湯とか飯場から盗んできた物やゴミを漁ってひろい集めた物ばかりです。

この様に必死で生きていました。

驚かれるかも知れませんが、ホームレスになる前は一流企業の重役・弁護士・医師・色々な職業の人が居ました。

なぜこれだけのエリートの人がと思う人が数多く居ました。

口を揃えて、世間の柵に疲れたと言う人が多かったです。

いまのホームレスとは全然違う人種でした。

ホームレスは三日やったら辞められないと笑って言っていたのを今でもハッキリと覚えています。

現在の社会では私利私欲を満たすためなら平気で人を騙すカス人間が増えています。

昔の人は「襤褸は着てても心は錦」と良く言いましたが、

現在の人は「綺麗に着飾っていても心は荒んでボロボロ」です。

先の話に出てきた親分の若い衆に対する口癖は、「暴力団には絶対に成るな、極道になれと教えていました」

暴力団と極道の違いを皆さんわかりますか?

その親分は、

暴力団員は代紋に守って貰っているやくざで

極道は身体を張って代紋を守っいるやくざだと若い衆に説いていました。

その親分は私の店に飲みに来てくれていたので、若い衆の方と一緒に話を聞かせて頂いてました。

その親分は暴力団対策法が出来、その組織が暴力団と指定された時に直ぐに解散しました。

その後まだ私が新世界で商売をしている時に、肝硬変で亡くなったと噂でお聞きしました。

 

不幸な野犬を救う不利をして世間の目を背いて私利私欲を貪る野犬ビジネスのひとたち、恥を知って下さい。

人間の面を被った悪魔にはならないでください。

閻魔様は見てますよ、

私は昔喧嘩に明け暮れていましたから地獄行きだと覚悟していますが、人を背いた事はありませんから、少しは救われると考えています。

保護活動を始めてからも、1円のお金も指摘流用も無く、使途不明金も在りませんから、支援者様や会員様には帳簿の開示が出来るのです。

これまで10人程度の支援者様が開示請求してくださり開示し監査して頂きましたが、逆に1円の使途不明金が無い事に驚かれています。

また施設で保護動物と人間が共有で使うペーパーなど雑費が一切帳簿に記載されていない事、窓口と成っています。電話も私個人の電話を使っていますので、私が支払いをしていますから、通信費もゼロです。

指摘されるのはこの辺りばかりです。

通信費や雑費は計上すべきと行って下さっています。