私の里親様に対する考え方は絶対にブレません。
保護活動者として、常々書いていますが、里親様こそ究極の保護活動者様です。
私達保護活動者はセンターから救助し里親様へ命を繋ぐだけの役割です。
それに比べ里親様には終生飼育する事が義務付けられます。
元野犬でも、普通に飼育されれば15年近く生きられると思います。
私たちは究極の保護活動者の里親様を探し譲渡させて頂くまでの繋ぎみたいな立場です。
そんな立場の私達が里親様を選択するなんて立場を弁えろと言いたいです。
但し信用できる里親様かは見極めなければ成りません。
公表こそ一切出来ませんが、私自身の中で里親様を選ぶ基準がひとつだけ存在します。
子の基準さえクリアして下さいました里親様には感謝の気持ちで接しています。
お届け譲渡も感謝の気持ちの現れです。
お届けなんて簡単な業務じゃんとバカにする人も居ますが、
山口県から東京までお届けする場合い、日本の本土を三分の二移動する形に成ります。
それを一日で移動するのです。
山口県から青森県まで行って東京まで帰ってくるのと同じですよ、それもホテルで休む事も無く車内で仮眠だけで後はひたすら運転しているだけです。
帰路は犬は乗ってませんが、往路は犬のお世話と体調を観察しながらの運転です。
段ボール箱に入った荷物を運ぶのと意味が違います。
自分のペースで休憩を取るのでは無く、犬の体調を見ながら休憩を取るのです。
休憩中も犬にストレスを与えない様に遊び相手に成ったり、抱っこして表の空気に触れさせたりと休む間なんて在りません。
何処かのボラさんは運転手二人体制で鳥取県と兵庫県にお届けしてホテルでお泊りですよ、ホテル代は里親様持ちです。
私なら里親様の負担を考えて日帰りで回ってきます。
自分が無理をしてでも、里親様の負担を軽くしたいと考えるのも、感謝の表れです。
これまで、東京・埼玉・神奈川と掛け持ちでお届けに回ってもホテルで泊った事は一度も在りません。
お届けと称して夫婦で届けに行ってホテル代を里親様に負担させるなんて、プチ家族旅行ですね、
山口県から鳥取県までオール高速を利用すれば4時間程度で、鳥取県から兵庫県への移動もオール高速使用なら、3時間です。兵庫県から、山口県までオール高速利用だと5時間です。
全ての移動時間は12時間ですよ、東京までお届けする片道分の距離です。
その距離を届けて頂くのに二人分のホテル代の負担を里親様は強いられるのです。
里親様が些細なミスで逸走されただけで契約はキャンセルで譲渡して貰った子を強制的に連れて帰られてしまうのですよ。
譲渡時にしっかりと逸走されない方法とか説明責任は果たしたのでしょうか?疑問です。
厳重に注意事項を伝授していれば逸走は防げたと思います。
成犬なら嚙んで逃げたとか在るでしょうが子犬の逸走なんて通常ありえません。
子犬を欲しがっているから譲渡してあげたと気持ちがひしひしと伝わって来ます。
私なら、捕獲保護が出来たら、里親様の意思をお聞きして飼育したいと申し出られれば、厳重に注意事項を説明して譲渡契約を無効としません。
たかが一時期保護しただけの人が終生保護を申し出てくださった人に
感謝の気持ちも持てないなんて流石にお金目的のビジネスボラですよね。
どんなに偉そうな事を言っても、里親様(終生の保護活動家)が居なければ保護活動は成立しません。
私達保護活動家の代わりは幾らでも居ます。
なぜ究極の保護活動家の里親様に感謝できないのか私には理解できません。