愛の肉球会は、独自に譲渡基準を設けておりますが、その基準のハードルが高すぎるのか?
譲渡基準をクリアし譲渡対照と成る子が年々減少しています。
その分施設で飼育する子が増える一方です。
最近では、肝臓の炎症を示す数値が下がらず、施設にて飼育しています『武蔵』君
今日、私の独断で『無限』君の里親募集を取止めました。
2023/3/24に周南健康福祉センターから救助した子で、左目が真っ白に濁りセンターの職員から、失明を宣告された子です。
この子です。
目の治療も成功し完治し、快食快便で、血液検査も問題なくクリアしまして、譲渡可と獣医さんより診断され、混合ワクチンの接種も済ませ、里親募集しておりましたが、今朝私の独自の判断で、募集を取止めました。
感染症の潜伏期間も十分すぎるくらい過ぎていますので、感染症に感染している可能性も限り無くゼロです。
臓器に異常が無いにしては、栄養が十分に取れていないのか?身体は大きくなって行ってますが、体重が増えてこず、異常に痩せ細っています。
恐らく消化器系の問題ではと考えています。
いま撮った画像ですが、異常に痩せているのが分かって頂けるかと思います。
順調に体重が増えて来る様になれば、その時に里親募集をさせて頂こうかと思っています。
ただ皆さんもご存知の様に、愛の肉球会の運営状況は、譲渡時に里親様にお願いしている愛の肉球基金を主だった運営資金にさせて頂ております。
その基金が減るうえに、飼育している子が増えれば必然的に運営状況は悪化の一途を辿る事に成ります。
恐らく今月は、20万円前後の赤字に成ると思います。
獣医さんの判断に従った譲渡基準にするのか?
この判断が難しいところです。
私自身、数多くの消化器系に問題の在る子を保護してきましたので、基準に根拠は在りません。
私の経験によるものです。
獣医さんによりますと、初期健康診断で少しでも異常なところがあれば、その臓器等を徹底的に検査をしていけば原因は判明する可能性はあるけど、次の検査に進む基準が無いので、何処を調べるのか判断が難しいという事です。
人間で言うと、健康診断で異常が見付からないのに、次の段階の検査に進めないと言う事らしいです。
犬には、人間ドックの様な検査基準が無いそうですので、大学病院で詳細な検査を受けさせるしか方法が無いそうです。
医療費は検査内容で変わってくるとの事です。
これまでの様に消化器系の発育不良が原因だとすれば、ひと月譲渡を遅らせば、体重も増えてくると考えています。
暫くは私の子共として育てます。
体重が順調に増え出したら里親募集させて頂きます。
一番の問題は、成犬が人間を信用し共存共栄が出来る様になっても、里親様の挙手が上がらない事だと思います。
結局、保護活動を真面目に取り組んでいる団体ほど、崩壊の危機に見舞われると言う事です。
ビジネスと割り切れない人は、保護活動に向いていないという事に成ります。
治る見込みの無い障害の在る子・疾患の在る子は、処分止む無しなんでしょうか?
私にはそんな無情な事は出来ませんので、保護活動者に向いていないのかな?と考えています。
譲渡可・不可は獣医さんの指示に従うべきか?、自分の経験を最大限に生かすべきか?悩んでします。