ペットの飼育を考えて、引越しをする人も居ると思いますが、最近、ペットの飼育可を謳い文句に通常より少し高額な賃料で貸し出し、いざペットを飼育するのに、申請すると、
飼育を認めないという事案が増えています。
ここからは、実際に起こった話です。
賃借契約時にペットの飼育条件に中型犬1頭まで飼育可と契約したそうです。
契約書にも記載されていますので、間違いは在りません。
ところが、いざ飼育申請をすると、飼育する子の成犬時の体重を聞かれたそうです。
17Kgくらいが予想されますと返答すると、それは、中型犬では無く大型犬だと許可してくれなかったそうです。
日本では、犬の大きさに基準は設けておられず、個人の見解や認識次第と言う事に成っています。
一応「ジャパンケネルクラブ(JKC)」では、犬の大きさでの分類は定義されていません。
一般的に、成犬体重が
10kg未満は「小型犬」、
25kg未満は「中型犬」、
25kg以上は「大型犬」、
とされている場合が多いです。
17Kgと言えば一般的な認識では中型犬ですが、大家さんからみれば大型犬らしいとの事で飼育を拒否されたそうです。
この落とし穴に嵌らないためには、中型犬などと言う曖昧な記載ではなく成犬時の体重で記載して頂くべきだと思います。
知り合いの不動産屋さんにも確認済みですが、賃貸契約書に記載は可能との事です。
この一件で譲渡契約はキャンセルと成ってしまいました。
住居賃貸契約には昔から色々と借主に不利となる様な事が記載されており問題が表立ってきましたが、この一件も高い賃料を支払わせるための手口の様に思われます。