愛の肉球会が7年間以上活動を続けた結果、現在所有しています情報を活用し、周南犬の命を救って頂きたいとの想いで公表させて頂きます。
これを公表すまでの経緯は、保護団体・保護ボラ・周南健康福祉センター・山口健康福祉センター防府保健部から子犬を譲り受けたが、容態が急変して亡くなり悲しい思いをしておられます数多くの里親様から、色々と問い合わせが多いので、公表する事に決めた次第です。
先ずは譲渡して頂いた保護団体・保護ボラに問い合わせても、譲渡時は健康診断も受けさせ健康と診断された子なので、譲渡後の事は、の責任として取り合って貰えない。
センターから譲渡を受けた飼い主は、譲渡時に一切の医療に掛けていないので、里親の方で医療に掛ける事を条件に譲渡して頂いているので、諦めるしかない。
どちらの飼い主(里親様)も悲しい想いをするために、子犬を引取っただけと言う結果に終わっている方が多いです。
愛の肉球会が持ち合わせているデータは周南健康福祉センターと山口健康福祉センター防府保健部から引き出し救助した子のデーターですので、それ以外のセンターから引き出された子達には適応できない事を念頭に置いてお読み下さい。
譲り受ける前に知っておいて欲しいのは、親子・兄弟・同じ群れ内の近親交配を重ねて生まれて来た子だと言う事です。
近親交配は遺伝子に異常の在る子が生まれやすいと云われている事を良く考えて下さい。
まず、譲り受けた後に体調を崩した場合、病院へ連れて行くのは飼い主の義務ですから当然の事です。
体調を崩した子の8割~9割の子は、下痢・嘔吐・食欲不振(エサを食べない)・元気が無い、この症状が現れています。
その時のに、忘れずに獣医さんに伝えておいて欲しい情報は、パルボウィルス感染症・バベシア症の多い地域から来た子だと言う事です。
この二つの検査を行った後は必ず寄生虫の検査もして貰って下さい。
ここまでの検査で異常が無くても、徹底的に消化器系の検査をお願いして下さい。
これまでの愛の肉球会のデーターでも、ウィルスも細菌も見付かって居ない子が殆んどです。
ウィルス性でも細菌性でも無いと成りますと、治療法は無いと考えて下さい。
ウィルスが見付かれば、インターフェロンで、細菌が見付かれば、抗生物質で治療は可能です。
しかし現在の獣医学ではこれ以上の治療法は見当たりません。
消化器系に負担を掛けずに栄養を採取できる方法を考えるしか方法は在りません。
消化器系に異常が在れば栄養も普通に摂取できないと思います。
悲しい思いをしたくない里親様は、免疫力・体力・抵抗力の出来た子(生後3ヶ月齢前後の子)を引取ってあげて下さい。
生存競争に勝った子です。
小さな子供の頃から飼いたい気持ちは痛いほど解りますが、7年以上周南犬を見続けている愛の肉球会でも原因は解明できていません、しかし、食事療法等で、免疫力・体力・抵抗力の出来上がるまで、命を守る術は解ってきています。
死亡率も年々減って来ています。
譲渡後は全て里親様の責任なんて無責任な事を言う団体やボラから譲り受けない事も大事です。
最後に、周南犬はストレスには弱いです。
性格が甘えん坊で寂しがりやの子が多いです。
群れで生活する遺伝子が組み込まれているため、家族と一緒に居たがります。
独りポッチにするとストレスで下痢が始まる子が多いのも特徴です。
愛の肉球会の施設では常時数匹の子犬が居ますが、スタッフが居ないとストレスで下痢が始まります。
この情報を役立てて、死亡率を減らしてあげて下さい。
命を守ってあげて下さい。
消化器系の負担を減らし栄養を摂取させるため、愛の肉球会では、ニュートリカル犬用を主に使っています。
書いて在ります規定量は、餌と併用する場合の量ですので、少し多めに与えてあげて下さい。
後、低血糖に成らないよう、高濃度のブドウ糖も獣医さんと相談して与えてあげて下さい。
これまでの経験ですが、体重が日々順調に増えて行く子は、体調の急変は心配がないように思います。
多くの周南犬の命を救うため大拡散お願いします。