役員総会の決定事項をご報告させて頂きます。
先ずは、体調を崩している理事から、退任届けが提出されました。
令和5年3月31日付けで退任と成ります。
退任後は、正式にスタッフの一員として愛の肉球会に残って下さります。
退任届けは役員一同で問題なく受理させて頂きました。
理事から出された条件は、
退任届けを提出し、病気の治療に専念する代わり、これまでの活動を続け、スタッフの一人として、志半ばの周南緑地公園内の不幸な野犬ゼロを達成し、喜びを共有させて欲しいとの意向でした。
流石に活動8年目と成りますと、役員も歳を老いていきます。
子犬の殺処分ゼロを達成した時のやり遂げた感が、未だに脳裏に焼き付いていると言うのです。
その後、周南緑地公園に住み着いている不幸な野犬ゼロを次の目標に掲げ、これに向けて日々邁進を重ね、周南緑地公園に住み着いている野犬の数をピーク時の198匹(餌ヤリの代表自ら聞いた頭数)から現在の15匹前後(野犬見守り巡回で出会う頭数)まで着実に減らして来ました。
餌のばら撒きも無くなっています。
餌ヤリが出没しても、目の前に居る野犬にこっそりと餌を与えるだけで、多くの野犬が生息出来ない状況です。
野犬ビジネスの一味の(餌ヤリ)は周南市に代わって隣の下松市に活動の場を変えて活動を続けており、周南市内で捕獲収容されます子犬の数と下松市内で捕獲収容されます子犬の数が同じくらいになっています。
愛の肉球会が掲げた目標は周南緑地公園に住み着く不幸な野犬の数をゼロにする事ですから、これの達成を目指し活動を続けて欲しいとの退任されます理事より強い要望があり、他の理事からも、これを達成するまで頑張って活動を続けようとの声が強まり、私ひとりだけが、最初にみんなで決めた、独りでも設立役員が抜けるような事態に成れば、綺麗に身を引くと決めていた決まりを守ろうとの意向も現在います理事3人に押し切られる様な、活動続行と決まりました。
退任する理事も役員からは退任しましたが、正式なスタッフとしての登録を終えてくれましたので、設立メンバーで周南緑地公園の不幸な野犬ゼロを目指す事が出来ます。
ただし、良い事ばかりではなく、現実の世界へ引き戻される内容も在ります。
それは、やはり運営を圧迫している要素を取り除く必要に迫られます。
運営を圧迫しているのは、
①物価の高騰
これは私達民間人には何も出来ません
②譲渡の難しい成犬の保護
譲渡基準は、人間社会で里親様家族の一員となって生きていける子(私の強い要望で決まりました)
野犬の成犬は人馴れさせてからの譲渡を目指して来ましたが、
③救助した子犬の保護期間が長い
感染症の潜伏期間(2週間から4週間)が過ぎるまで健康管理を行い、感染症が発症しない事を確認後に里親様募集前に健康診断を受けさせ混合ワクチンの接種を済ませてからの譲渡
この3点が運営経費を圧迫している事は明白です。
この点の話し合いも総会で進めて行き、以下の様に改善されます。
①は何も出来る限り経費削減に向けての努力
②は里親様にもリスクを背負って頂き健康状態の整った子は里親探しを始め譲渡していく
③に付きましては、感染症の潜伏期間を平均的な2週間と定め、2週間を問題なく経過した子は、健康診断と混合ワクチンの接種を済ませ、里親探しを始め譲渡していく。
④最後に、保護部屋の設定温度を、動愛法の定める22度~26度に合わせる
現在は一年を通して25度に設定していますが、冬場は22度に設定し、夏場は25度に設定し電気代の節約
役員で話し合っていて気付いた事ですが、②と③の全てのリスクを愛の肉球会で背負っていたのですから、幾ら経費が合っても足りる筈が無いねと大笑いしました。
全て監事の私の意向を受け入れていたのが反省点のようです。
そこでこれからは里親様にも少しリスクを受け入れて頂こうという結果と成りました。
理事が抜けたあと、新たな理事を置く必要は、法的にはないとの事なので、当面の間、理事二人と監事の私との役員3人で目標達成に向けて活動を進めてまいります。
周南緑地公園の不幸な野犬ゼロを達成した暁に、退任した理事も交えて次の目標を掲げようと決定致しました。
ここからは私と退任する理事の個人的関係話ですので、保護関係からは離れますので、興味の無い方はスルーして下さい。
理事は、その当時私の母親が勤める会社で新入社員として働き始め、家が近かった事もあり、遊びに来るようになり、知り合いました。
理事は7人兄弟の末っ子で、小学生だった私を弟の様に可愛がってくれました。
理事が19歳で私が7歳だったと記憶しています。
私には実の兄貴も居ますが、兄とは音信普通で疎遠となっていますが、理事とは未だに兄弟みたいな関係を続けさせて頂いています。
正直60歳を超えた私が、にいちゃんと呼べるのは理事独りだけです。
理事は独身貴族を通して来ましたので、家族も居ませんので、安心して暮らせる老後を第一に私は考えてあげたいのです。
山口県の施設に呼び寄せゆっくりと病気の療養させてあげたいのですが、
施設の部屋は全室保護部屋として使用しているため、住居として使える部屋が無いのです。
理事は、昔から私に何かあれば真っ先に駆けつけてくれていました。
交通事故にあった時、ベッドの上で気がついた私の横に座っていたのは理事でした。
脳出血で生死を彷徨った時も、励まし声を掛けてくれたのも理事でした。
私にとっては、血の繋がった兄以上に兄です。
その兄が自身の命を賭けて(病気の事を私に悟られまいと気丈に振る舞い、入院中も病院を抜け出しお手伝いをしてくれていました。
その兄から、活動を続け、目標を達成して欲しいと活動の託されたのですから、理事の生きているうちに目標を達成したいと考えています。
野犬ビジネスは、全国に仲間を増やしています。
皆さんも野犬ビジネスにノーを付き付けて下さい。
ビジネスなら、世間が認める認めないは別として会社として正式に行って欲しいです。
では保護と言う隠れ蓑を使うかですが、それは超簡単です。
正式にビジネスとして会社を起せば、当然税金も取られます。
世間の風当たりも強くなりビジネスとして成功しないと思われます。
動力暖の企業舎弟と同じです。
保護団体と隠れ蓑を着たビジネス団体を認めないで下さい。
保護活動は純粋に保護っ子の事だけを最優先に考えて活動を行うほど利益等でません。
事務的に流れ作業を行い効率よく業務を行い利益に結び付けているのです。
野犬ビジネスが横行する限り不幸な野犬は絶対に居なくなりませんし減りません。
皆様の力を集結させ野犬ビジネスにノーを突き付けて下さい。
最後に、これまで、愛の肉球会が譲渡させて頂きました里親様へ
多く激励有難う御座います。
「譲渡して頂いた子の故郷を無くさないためにも活動を続けて下さい」
「譲渡さて頂いた子の仲間を救ってあげて下さい」
同じ様な内容の激励を数多く頂きました。
お騒がせ致しましたが、何とか結論を出せましたので、今後も活動を見守って下さい。
よろしくお願い致します。