周南の野犬問題に大変興味を示し、これまでも色々と獣医的立場でアドバイスを下さっていた千葉県在住の獣医さんがこの度、千葉の大学病院の教授たちに愛の肉球会が持っているこれまでのデーターを示し点を線に繋げてくださりまして、今後の対応策をアドバイスして下さりました。

これまで、明確に成っている事は、

①子犬の90%以上が体内の寄生虫に冒されているという事(寄生虫は回虫・コクシジウム・サナダムシ等々)

②容態が急変して亡くなる

③歯茎が真っ白に成って亡くなる ※私は貧血と勘違いしていたようです。

④臓器の発育不良の子が数多く見付かっています。※最近では肝臓の発育不良が見付かっています。

⑤これまでの統計データを見る限り※パルボウィルスが見付かっていない・バベシア原虫が見付かった子の割合が低い

⑥亡くなる子に共通しているのが、亡くなる前に下痢が始まる。

⑦亡くなる直前の子に共通しているのが、低血糖症が診られる、※貧血と思っていたのが低血糖症だった様です。

 

これらの全てのデータを大学に持ち込んで教授達と話し合って導き出して下さいました結果が、

母親の栄養状態がベストな状態でない、母乳を飲んで育った子たちですから、栄養が十分に取れていない上に、寄生虫に栄養を持って行かれ、臓器の発育不良が起きている、子犬の成長期にはエネルギーが必要で、臓器の発育不良でエネルギーが足りていない事で下痢が始まり、死に至るとの事です。

全てが低血糖症を引き起こす要因と考えられるので、対応策として低血糖に成らない様、ブドウ糖や消化器系に優しい高エネルギー食を与える。

既に、高エネルギー食で消化器系に優しいサプリを山口県の獣医さんの推奨で与えていますので、食後にブドウ糖を与えるだけです。

この様にして、これまでに取っておいた莫大な量のデータが役立ち答えが導き出される事もあるのかと思います。

 

この情報を公開するのは、周南健康福祉センターや山口健康福祉センター防府保健部から一般譲渡を受けた里親様の参考になればとの思いから公表させて頂きました。

 

注意点は、ご飯はしっかり食べるのに、身体が大きくなっていかない。

※おそらく、発育不良の臓器があると考えられます。

そんな時は、【ニュートリカル】と言うこう高エネルギー食なサプリを試してあげて下さい。

それにプラスして予防の為に、糖度の高いブドウ糖を食後に与えてあげて下さい。

ブドウ糖は通常のブドウ糖と糖度の高い物が在りますから、獣医さんと相談して決めてあげてください。

 

臓器の発育不良は血液検査だけでは解らない臓器も在りますので、用心してください。

 

この積み重ねが命を守るという事だと思います。

誹謗・中傷・批難だけでは一歩も前に進めず、同じ過ちを繰り返すだけですよね、

 

これは、愛の肉球会が皆さんの協力を得て得られた大変貴重な情報ですが、子犬の命が助かるなら悩む事無く公開します。

これは、千葉の獣医さんの協力の基、千葉県の某獣医学の大学教授が導き出してくださった解答です。

 

低血糖症は、周南犬だけでは無く、犬種に関係なく、どの子犬にも共通した問題だそうですから、生後半年以内の子犬の飼育をしておられます飼い主様全員に知っておいて欲しい病気です。

 

低血糖症で毎年多くの子犬が命を奪われているという事を知って下さい。

 

低血糖症と言えば、超小型犬のチワワを思い浮かべますが、生後半年以内の子犬にも共通する病気です。

サインを見逃さないで下さい。

 

餌をしっかりと食べているのに体重が増えない・身体が大きくならない → 臓器の発育不良を疑ってください。

身体の成長に必要なエネルギーが足りていない疑いがあります。

 

そんな場合は、消化器系に負担を掛けない、高エネルギーなサプリを使用し、食後に用心のためにブドウ糖を与えてあげて下さい。

 

亡くなる原因がウィルスや細菌では無いので、獣医さんが幾ら検査をして調べてもウィルスや細菌は見付からない訳です。

 

私達保護活動者も毎日が勉強です。

日々の進化で保護っ子の命を救う事が出来ると思います。

これまで診察をお願いしてきた獣医さんは、体調不良が起きるときに下痢をしている子が多いので、消化器系の検査が多かったと思いますが、まったく別の問題が隠されていたのですね。

しかし、これまで、診てくださった獣医さんのデータががひとつに集結し今回の答えを導き出せた事は間違いの無い事実です。

愛の肉球会に保護活動に携わってくださいます、人々に感謝しか在りません