センターから救助するだけでは限界が在ります。
不幸な子が生まれてくるのは無限ですが、里親様の数には限りが在ります。
望まれずに生まれて来る不幸な繁殖を止めさせる事が一番重要です。
野犬への餌ヤリ行為は、繁殖出来る栄養状態を保たせる行為です。
野犬は狂犬病予防法に法り、野良猫の様に地域犬には出来ません。
愛の肉球会は
「本当に保護団体ですか?」
と良く質問されます。
保護団体が、餓えている野犬への餌ヤリを反対する事が信じられないと言うのです。
餓えている子に餌を与え満足感を与えてあげれるのは一時だけです。
その代償が多くの子孫の殺処分です。
この悪魔の無限ループを断つには心を鬼にして情に流されず、不幸な繁殖を絶つしか方法は無いと考えています。
それとも、狂犬病予防法を撤廃して頂き殺処分を認めない法律を制定して頂くしか在りません。
狂犬病予防接種は獣医の利益をあげるドル箱です。
獣医師会と国会議員の癒着がある限り狂犬病予防法の改正は望めません。
私たち民間人が出来る事は限られています。
不幸な繁殖をさせない事です。
いま、愛の肉球会では、この度、市民の方よりお預かりいたしまして11匹もの望まれない命が誕生しましたが、二度と同じ過ちが起きない様に、母犬の避妊手術を飼い主様にお願いするだけです。
しかし野犬の多い周南市ならではの問題だと思います。
他府県では、家の庭で遊ばせている子が、侵入して来た野犬と交尾して妊娠してしまう等、考えられませんよね、
野犬の多い町ならではの事情で飼い主様に避妊手術を強制するのは何か違う様な気がします。
そこで、今回の様に、愛の肉球会に歩行にも生まれ来る子の命を託してくださいました場合に限り、避妊費用の助成金を出す事を理事会にて話し合っています。
飼い主様の、金銭的な負担軽減を考えての事です。
避妊してくださいとお願いするだけなら誰でも出来ます。
それより、望まれずに生まれて来る子を減らすため助成金を出させて頂きますから、避妊手術をお願いしますと頼む方が説得力も増し理解して頂ける飼い主様も増えると考えています。
野犬が餓死したなんて聞いた事在りません。
生きる術は本能で知っていると思います。
人間でも生きる術は知っています。
小野田寛郎や横井庄一さんが実証してくれていますよね、
確かに野性の世界で生き抜く事は難しいと思いますが、最後はカラスの餌に成る、これが自然の法則ではないでしょうか?
野生の世界に人間が介入して成功した事は少ないと思います。
これまでどれ程多くの生物が絶滅しましたか?
これが犬ではなく、熊や猪でも可哀相だからと餌を与えますか?
餌ヤリ行為は自己満足で人間のエゴです。
私は、周南緑地公園へ巡回に回る時は餌は絶対に積まない様にしています。
情に流されてしまうのは人間の弱さです。
餌を持っていたら与えてしまいそうなので、絶対に持って行きません。