周南市、市民の皆さんから、野犬の出没状況の提供を受けている野犬通報アプリですが、

いとも簡単に野犬が捕獲できるとでも勘違いしているような投稿内容が目に付きますが、

餌を与えられて、お腹が膨れた野犬は、餌を仕掛けている保護檻には簡単に入らないのが現実です。

また昔の様にワイヤーによる捕獲を行えば虐待と騒がれますし、捕獲檻で地道に捕獲していくしか方法が残されていないと言う事を理解してあげて欲しいです。

愛の肉球会の常務理事のご主人は兵庫県動物愛護センターに勤めていましたので捕獲方法は理解しているつもりです。

ワイヤを使っての捕獲は出来ない、麻酔銃の使用も許可されない、睡眠薬の使用も危険で使用不可、残されているのは捕獲檻の使用か、人間の手によっての追い込み捕獲しか残されていません。

野犬の成犬の怖さを知らない人は簡単に考えていると思いますが、大怪我を負った職員も私はにの目でみていますし、自身も何度も咬まれて怪我をしています。

ボランティア活動をしている人で、野良猫の子猫に手を咬まれただけで、咬まれた腕を切り落としたボラさんも居ます。

成犬の捕獲は非常に危険を伴い、とても難しい作業です。

理解が出来ている人は、安易な発言はしないと思います。

行政が何故県民・市民の皆さんに捕獲のお手伝いを要請しないのか、お解かりでしょうか・

私なりの見解ですが、お手伝いを要請して、捕獲時に野犬に噛まれて怪我をすれば困るからです。

野犬を減らすためには、繁殖する回数を減らせば良いのです。

餌を貰い、1年に何度も繁殖できる栄養状態が続いているから、次々と繁殖してしまうのです。

なにより、この餌ヤリを完全に封じ込めれば野犬は減ります。

周南緑地公園では、野犬が食べきれないほどの餌がばら撒かれていましたが、これを監視し餌がばら撒かれない状態を続けた結果、周南緑地公園内の野犬は一気に激減しました。

野犬の町周南市の汚名は今は昔です。

周南市と下松市との野犬の割合は昨年までは9対1だったのが、今では6対4か下松市の方が多いように感じます。

下松市も一刻も早く餌ヤリ禁止条例を制定しなければ、大変な事に成ります。

私たちが周南市内で餌ヤリの監視を出来るのは、罰則は設けられていなくても、餌ヤリ禁止条例が在るからです。

罰則はなくても、条例違反と言う事で注意もできます。