昨夜周南緑地公園の見回りを終え、施設に戻ると、室外用の犬小屋などを置いてある周辺をカップルが車のヘッドライトを当て何かを探している様子だったので、声を掛けると、このプログの読者様で、子猫の引き取りポストを探していたとの事で、まだ設置出来ていない事を説明すると、子猫5匹をほごして来たので、保護して欲しいとの事でした、
詳しく話をお聞きすると岩国市内の公園で保護して連れてきて下さったとの事ですが、子猫の大きさを見て驚きました、絶対に生後2ヶ月以上は経っている子です。
野良猫が産んだ子なら、巣立ちは済んでいる大きさの子達ですので、5匹も簡単に素手で捕獲出来るとは思えませんので、突っ込んで詳細をお聞きすると、自宅で飼育している子が産んだ子だと解りました。
子猫の場合は、保護団体が譲渡する場合、猫HIVと猫白血病の検査を受けさせワクチン接種してからの譲渡と成りますので、必然的に譲渡諸費用が掛かります。
この検査とワクチン接種は行政からお願いされているので、引取ったままで譲渡が出来ない事になります。
その点、個人で里親様を探して譲渡する場合は、現状のままで譲渡が可能ですから、譲渡諸費用は掛からないので、里親様の挙手が上がる確立が高いです。
その旨を説明し、ご自身で里親募集をする様に進めました。
保護団体の保護施設は、犬や猫の捨て場所では無い事を理解して欲しいです。
「野良猫野良犬保護したから保護してくださいってお願いしても」保護して貰えないのはなぜ?
「真の動物保護団体なら喜んで保護するのが普通でしょ?」
以前この様なDMが送られて来た事が在ります。
自身が保護した犬や猫を保護してっておかしくないですか?
保護したなら(譲渡か終生飼育して)最後まで面出倒を看るべきです。
何処の保護団体も収容施設は飽和状態で、運営も苦しい状態だと思います。
今年、動愛法の改正により、スタッフ1人につき保護できる頭数制限を決められました。
保護スペースの広さも決められました。
運営費に関しても、役員すら報酬を受け取っていない保護団体も多いと思います。
保護スペース・医療費などの経費・頭数制限と何処の保護団体も簡単に引取るのが難しいと思われます。
野良犬や野良猫を保護する場合は、最悪自分が終生飼育をする覚悟がないなら、無責任な保護はしないで下さい。
保護団体にと考えて保護する場合は保護する前に保護団体に相談してから保護してください。
一度保護した子を元の場所に戻す行為は遺棄となり動愛法違反で罰せられます。
無責任な保護は保護した子を不幸にする結果となりますので、良く考えてください。
当、愛の肉球会でも、子猫・子犬ポストの設置は保護スペースに少しでも余裕が在る時限定です。