少し前に、下松市の某自治会の方より野犬が増えたので、捕獲保護して欲しいと依頼が在ったとご報告させて頂きましたが、
その報告を見て周南市と下松市の3個所の自治会様より、同様の協力要請依頼が舞い込んで着ていましたが、3個所の自治会の野犬の状況を調べたところ、成犬が26匹確認できています。
私の方から自治会様にお願いしたのは、捕獲保護した後に、引取って下さる里親様が自治会内に居ないか話し合って欲しいと要請しました。
これに対して自治会様の返答は、捕獲保護した子全頭愛の肉球会で保護して欲しいとの事でしたので、依頼をお断りさせて頂きました。
確かに、自治会内からは野犬が居なくなり、殺処分される子もゼロなら、理想通りですが、
それで愛の肉球会の運営は確実に破綻しますし、施設も保護頭数オーバーで破綻します。
運営的に見て、
保護犬も飼い犬も掛かる費用は同じです。
動愛法改正により、保護犬に対する条件の方が飼い犬より厳しいです。
先ずは飼い犬に掛かります、1年間の諸費用です。
狂犬病予防接種・畜犬登録(1年目だけ必要)・餌代・医療費(病気をしなければ不必要)
これが、保護犬だと
狂犬病予防接種・畜犬登録(1年目だけ必要)・餌代・医療費(年に一度の健康診断が義務付けられています)
保護部屋のスペースも決められています。周南の成犬の大きさだと、6帖に二匹です。
この様に、全ての負担を愛の肉球会に丸投げで自分たちでは一切の負担をしないと言うのは、野犬問題の解決を望めないと言う事だと思います。
全頭、愛の肉球会に引取れというなら、周南健康福祉センターが捕獲した成犬を引取るのも代わりが無いように思います。
市民の皆さんがこの程度の認識では、絶対に野犬問題の解決には程遠いと思います。
これまで、愛の肉球会が交流を持たせて頂いております保護団体さんにも掛け合いましたが、一時的に預かるだけなら1匹や2匹は預かれるが、期限無しでは、無理だと言われてます。
この報告は大変ショッキングな内容だと思います。
極論ですが、殺処分されずに野犬を減らせる理想論だけで、愛の肉球会(保護団体)が引取れば全て解決すると言うのは暴論です。
ここで良く考えて欲しいのは、愛の肉球会は野犬の捕獲保護するお手伝いを依頼されたのですよね、
自治会様の考えだと、愛の肉球会が捕獲保護するために自治会様に協力要請(捕獲檻を仕掛ける場所の提供等)をしたみたいですよね。
依頼をお断りしないと、愛の肉球会は確実に破綻します。
この条件での依頼は受けれませんよね。