理事会の決定に伴い里親募集できると思われる成犬1匹に対するこれまでに掛かった諸費用です。

この子施設名:『テン』君は人間を信用してくれていますので、攻撃性も無く譲渡可と判断しています。

ちなみにこの子の施設入居日は令和2年4月28日です。

今日の体重は11.9kgでした。


これまでに掛かった諸費用一覧です。
A,ネクスガードスペクトラ 中型犬用 半年分 12,900円×2年分=25.800円
B,里親募集前の血液検査+フェラリア検査=8.800円
C,令和2年3年4年の狂犬病予防接種
(狂犬病予防接種2,750円+鑑札代550円)×3年分=9.750円
D,畜犬登録3,000円
E,ワクチン接種は3年に1度で大丈夫とアメリカで発表されていますので、
3年は免疫力が維持出来ると考えていますので、
令和2年度に1回接種3,000円

A+B+C+D+E=50,350円と成ります。

餌代ペットシート代まで算出できませんので含んでいません。

50,000円以上掛けて譲渡可と判断できるまでに信頼関係を気付き上げた子でも、成犬の場合10,000円の譲渡諸費用でも挙手が上がらないのが現実です。

保護した犬の事も里親様の事も考えずに平気で無責任に譲渡できる団体は無責任の一言です。

人に馴れていない子を譲渡したら里親様は困りますよね、

2年以上も辛抱強くお世話をしてくれるでしょうか?疑問です。

攻撃性が強く嚙む犬なら尚更です。

野犬で育った子を、撫でてあげるなんてスキンシップなど夢のまた夢です。

信頼関係を築きあげるまでは、忍耐との勝負です。

現実私たちスタッフに対しては信頼関係は築けて居ますが、譲渡した場合里親様と信頼関係を築けるか謎です。

この差額分は保護団体の負担です。

寄付を集めてこの子達に廻すのは当然です。

愛の肉球会にはこの様な子が、16匹も居ます。

今後全ての子を譲渡するためには、

単純計算ですが、差額分4万円×16匹で640,000円も負担が必要と成ります。

100万円以上の費用を掛けて譲渡できるまでにお世話して回収可能と思われる諸費用は17万円程度です。

その17万円も全て譲渡できればの夢の様な話です。

これで儲かると言ってる人は無知でバカなんでしょうね。

 

今年度分だけで考えても、狂犬病予防接種

A,ネクスガードスペクトラ 中型犬用 半年分 12,900円

B,里親募集前の血液検査+フェラリア検査=8.800円

C,令和4年の狂犬病予防接種費用と鑑札代=3.250円

A+B+C+餌代+ペットシート代=24.950円+@です。

これには施設の使用量など何も含まれて居ません

次から次へと無責任に譲渡して行けば無駄な経費を抑える事が出来て儲かるのでしょうね。

正直譲渡後に、去勢手術をして頂く必要が在ります。

里親様の負担とリスクは最小限に抑える事が出来ていると思います。

愛の肉球会では、男の子と女の子では別々の部屋で飼育していますので、避妊・去勢手術は行っていません。

五体満足に生まれてきた子を人間の身勝手な考えで手術を受けさせる事に私は抵抗が在ります。

譲渡後は里親様の責任に置いて絶対に不幸な子を繁殖させないと制約くだされば避妊去勢手術は義務としていません。

愛の肉球会ではこれまでに1匹も逸走された事は御座いませんし、繁殖させない努力はしています。

動愛法でも繁殖させないために避妊去勢手術を勧めているだけで義務化されていません。

山口県内の保護団体が保護犬を逸走させたと良く耳にしますが、どの様にして逸走されるのか解りません。

動愛法の定義(譲渡を目的に保護している犬)に当てはまります保護成犬は現在6匹です。

『チョコ』君

『アズキ』ちゃん

今日の『テン』君

後は最終検査を終えていない

『綾』ちゃんです。

それ以外の成犬は終生保護対象の子ですから、動愛法の保護犬の定義に当てはまりません。

私が引き取ってお世話をしている子は

『クリリン』君・『明菜』ちゃん・『チビ』君・『チエ』ちゃん・『ラッキー』君・『クッキー』君・『ネネ』ちゃんの7匹は計算外です。

成犬とは、狂犬病予防法に則り登録と狂犬病予防接種が義務付けられた子を対象としています。

『アズキ』ちゃんは一度譲渡しましたが、トライアル失敗で戻された子です。

『チョコ』君なんて野犬として育っていませんから、人馴れ度抜群の子で去勢手術も終わらせた子ですが2万円の譲渡諸費用でも、里親候補者様に見向きもされません。

同じペットを飼うなら保護犬・保護猫をという方が多いですが、この様な雑種の保護犬は見向きもされないのが現実社会です。

保護犬をと考えるなら、見向きもされない子に目を向けて欲しいです。

里親様方の間でも週齢の小さな子犬や純血種の小型犬ばかり奪い合い状態です。

本当に救助を待っている保護犬に目を向けてあげて下さい。

私も障害を持つ子や疾患が在る子ばかり引取ってますが、どの子も最高に可愛いですよ。

愛情を注いだ分の数倍にして返してくれますよ。