昨夜、多くの会員様からの議題の申し入れにより、本部のある西宮で緊急理事会が開催され会員様より提出されました議題に対して話し合いが行われたようです。
監事の私には事後報告でしたが、全理事が集って議題に対して話し合いを行ったと言う事ですので、この理事会は成立するものと判断しています。
会員様(顧問)も出席して下さった模様です。
先ずは決定事項を簡単に報告させて頂きます。
①センターから成犬を引き出す時は、理事会によって決める。
②施設に居る、健康な成犬の里親を募集し譲渡していく
③譲渡諸費用(愛の肉球基金)の見直し
④餌やりの監視活動の自粛する
⑤引き出し依頼の自粛(代理引き出し依頼は除く)
⑥譲渡した子の引取り依頼は理事会によって決める。
色々と細かな決議が在った模様ですが、それぞれ簡単に説明させて頂きます。
①に対しては、支援者を装った方より、これまでも度々引き出し要請があり、私独自に判断致しまして、要請に応えてきましたが、
その要請に不振な点が多いと理事会が判断した次第です。
今現在も、周南健康福祉センターに収容されております
管理番号:4-3-310
この親子の引き出し救助依頼がDMやメールにて届いていますが、内容が過去に送られて来た依頼内容とほぼ同じ内容なのです。
内容と致しましては
「これまで、他の団体さんの支援をしていましたが、その団体さんにこの母子の引き出しをお願い致しましたが断られました。
これまでの愛の肉球会様の活動を調べさせて頂きまして、この母子を助けてくれるのは愛の肉球会様だけだと確信して、お願いさせて頂きました。
今後愛の肉球会様を全面支援させて頂きますので、助けてあげてください」
「殺処分ゼロを訴えるなら、6匹も一気に殺処分させるのか、救助しろ」
この様な同じ内容のDMやメールが届いて居ます。
その都度、母子を保護して育児の出来るスペースを確保して、救助して来ましたが、正直スペース的にも経済的にも限界に来ています。
まさに支援するする詐欺です。(泣笑)
会員様もこのプログを見て下さっていますので、ある程度保護現場の状況を把握して下さっています。
②に付きましては、私独自の判断で、一般の里親様に譲渡しても一緒に生活が出来るで在ろう子だけを譲渡基準にしていましたので、多くの成犬をお世話する結果に成っています。
健康な子は全て譲渡対象として欲しいとの決定です。
これに対しては、理事に不服申し立てをしました。
触れない子・嚙む子、一般の里親様では手に負えないと思われる子は譲渡対象から外すべきだと考えています。
現に、周南健康福祉センターから無責任に譲渡された成犬が里親様の居住区の保健所に持ち込まれ攻撃性が強いという事で譲渡対象から外され殺処分されていると聞いています。
また、周南犬が多くの地域で遺棄されている事も事実です。
全ては安易に考えて譲受けた里親様の責任でありますが、譲渡する側にも責任はあると考えています。
社会期(生後4ヶ月を過ぎた子)を野犬で過ごした子は、人間と共存共栄出来るところまで、保護活動をしている人がお世話をしてから譲渡するものだと私は考えていますので不服申し立てをしました。
保護活動者は命の期限を延ばすだけの活動では絶対にダメだと確信しています。
⑥に続く事だと思います。
譲渡したら、後は全て里親様の責任?
これではペットショップで販売されている子と同じではないでしょうか?
ペッショップは利益をあげる事を目的です。
保護活動者は、殺処分をゼロにする事・不幸な子をゼロにする事が目的な筈です。
多くの保護活動者は生態販売の禁止を求めていますが、同じ様な無責任な事をしているだけです。
私は、(ブリーダー・ペットショップは)生態販売は事業として生計を立てている人が居る限り反対には賛同できません。
生態販売業者も保護活動者も自身が携わった子は責任を持って終生を見守る事を」義務付ければ、遺棄される子や保健所に持ち込まれる子など居なくなると思います。
里親様が飼育困難な状況に陥った時は、新しい里親様を探すお手伝いをするか?引取るかだと考えています。
飼育困難な状況にも色々なケースがあります。
新しい里親様が見付かるまで頑張って飼育を続けて貰えるケース
里親様が事故や急病で飼育困難となり飼育自体出来ないケース
ケースバイケースで臨機応変に対応して行く事になると思います。
③に対しましては、餌代・ペットシート代・医療費すべて値上がりしていますので、これまでと同じでは厳しくなって当然だと自覚しておりますので、見直しを考えます。
ただ里親様の負担を最小限に考えた譲渡をして行きます。
例えばですが、東京までのお届けの譲渡の場合、東京駅までお迎えに来て頂けましたら、交通費は26,620円+手荷物代290円でお届けできます。
ただし公共の乗り物ですので、マナーやルールを守って、排泄した時や人を怖がって吠える子など客室に連れて入れない時もあります。
新幹線の連結部は騒音と揺れが激しいのはご存知かと思いますが、東京までの4時間子犬に我慢を強いる事になります。
車でお届けの場合は時間は掛かっても何度も休憩させてあげることが出来ますので、すべて車でのお届けにさせていただいた次第です。
6日に東京までお届けさせて頂きました里親様から、往復で26,910円ですか?とビックリされました。
確かに身体障害者の私がお届けに回っているからこその金額です。
ご存知の無い方が多いと思いますが、犬をJRに載せる場合、290円の手荷物持込料金が必要です。
キャリーだけなら無料ですから、犬の運賃が290円と考えられます。
多くの保護団体さんでは、移送費6,000円とか7,000円を里親様に負担させていますが、これは飛行機を利用した場合です。
動愛法改正により飛行機での搬送は困難に成りました。
(搬送時は搬送動物の目視による確認が義務付けられました。)
飛行機の場合、動物は荷物室へ入れられますので、目視による健康確認が出来ませんので、動愛法違反となります。
ただしこれも、沖縄から本土に搬送される場合は、飛行機の利用は仕方が在りませんよね。
本土の搬送は電車と成りますから、移送費は290円です。
騙されないで下さい。
移送に飛行機を使う事は動愛法違反です。
動愛法を犯し平気で愛護動物を危険に晒す様な保護団体からの譲渡は控えてください。
また医療費に関しましても、バベシア症を例に例えさせて頂きますと、
ガナゼックでの治療の場合、血液検査を行いバベシア症と診断されればガナゼックの接種→2日後にガナゼックの接種→血液検査で終わりでしたが、
アトバコンでの投薬治療の場合、2週間以上通院する事になります。
血液検査の費用も試薬が値上がりしていますので、検査費も値上がりしています。
医療器具もウクライナの戦争により値上がりが激しいようです。
譲渡諸費用は値上げさせて頂くとしても、里親様の負担は極力減らすお届け方法を考え負担の軽減を図っていく予定です。
④に付きましては、
取り締まる警察が違法性が無いと判断しましたので、違法性が無いものを監視する必要は無いと理事会が判断しました。
これにより野犬が増えてもすべて行政の責任という事です。
周南市は餌やりの立ち入りを禁止する事を明確に示していますが、不法侵入に当たらないのでしょうね
防府市は動愛法第25条第項に違反に辺り罰金50万円以下と明記してますが、この違反にも当たらないのですね、
殆んどの罰金刑は略式裁判での判決が多いので、起訴されれば直ぐに判決が出て罰金を納めれば釈放されますが前科として残りますし、48時間は警察による取調べが行われます、この取調べで餌やりを指示した者など共犯者や主犯者も検挙できると思います。
警察も所詮動物の命と軽視していますから、捜査なんてしませんよね、
増山事件が良い例ですね。
増山だけが有罪で、共犯者の預けた団体は誰一人として検挙されずに知る切れトンボですね。
同じ山口県の行政機関の判断が違うって杜撰としか言えませんよね。
周南市の餌やり問題は防府市以上に深刻な上、長年に渡り問題とされマスコミ等に取り上げられていますが、地元警察が違法性が無いと判断を下したのですから、市民による自警団も無駄ですよね。
⑤に付きましては①と同じ理由かと思います。
すべて、一部の会員様が愛の肉球会の継続した活動を考えての議題だと思いますので、真摯に受け止めて活動していきます。
最後に私の信念を持った考えを書かせて頂きます。
「愛の肉球会を巣立たせた子達には、その子達が終生を終えるまで、見守ってあげたいです。」
この考えだけは曲げる気持ちは一切在りません。
⑥に対してだけは理事に不服申し立てを続けます。
理事会の承諾が得られない場合は、役員総会に持ち込みます。
④に対しましては、国民の皆さんに山口県警に対して声をあげて頂くしか方法が無いと考えています。
私の地元関西では、野生の鳥への餌やり行為に対して大阪市長自ら改正された動愛法により餌やりを告発するとマスコミの前に出て公言して餌やりを止めさしました。
大阪市と周南市の違いは大阪市は政令指定都市で独自に保健所を持っていますが周南市の場合は保健所は無く山口県の管轄です。
山口県知事が餌やりを告発する必要があるという事ですので、周南市を責めても無駄です。
山口県警も保健所もすべて山口県の管轄で、県知事に権限があります。
余談ですが、周南市の市長は元々は山口県の県会議員だったとお聞きしていますので、知り合いの県議会の議員に働き掛けて野犬問題を県議会で取り上げて真摯な対応を求めて欲しいです。