山口県の法人団体・任意団体問わず成犬の殺処分をゼロにすると数多くの保護団体さんが、クラファンにて多額の支援金を集めているにも係らず、成犬の殺処分が横這いなのはなぜですかと、お問い合わせを頂きますが、私も疑問に感じています。

今年度も成犬は次々と殺処分されています。

私から言わせて貰えば、愛の肉球会の保護施設は総額200万円以下で、保護っ子、引取った子など合わせて、成犬30匹前後・子犬20匹前後・成猫20匹前後が安心して生活できる施設に仕上げています。

クラファンでシェルター建設を謳い文句に支援を集めている団体は数千万単位です。

これだけの資金があれば簡単に殺処分ゼロに出来るだけのシェルターは出来上がっているはずですが、現実はクラファンを成功させた団体が成犬を救助していると噂を聞いた事すら在りません。

愛の肉球会の施設を基準に考えれば十匹単位の殺処分なら、直ぐに成犬の殺処分ゼロは達成出来ると単純に思います。

実際、愛の肉球会の施設は耐震性に不安があるため、二階部分はまったく使用していません。

それでも現在、スタッフと60匹前後の動物たちと楽しく暮らしています。

クラファンを成功させた団体の数が多い割りに殺処分が減らないのは私も疑問しか在りません。

山口県の野犬を救うためとこれまで日本全国の動物愛好家の方よりクラファンに著せられた総額は1億円に近いかと思いますが、集った金額に対して殺処分される子が減っていないように思えます。