一般社団法人の動物愛護団体は、行政からの補助金・財団法人などからの助成金を受け取って運営をしていると勘違いされている方が多いようですので、誤解のない様に、書いて置きます。

当愛の肉球会は、補助金・助成金等のお金は、一切頂いておりません。

大半の保護団体も同じだと思います。

確かに一部の保護団体はふるさと納税などのお金を受け取っているところもあるのは、事実です。

愛の肉球会の運営費は、会員様・支援者様・里親様からの、善意の寄付金のみです。

当然赤字運営の月もありますが、その時は、役員で補填して運営を行っています。

愛の肉球会でお世話をしている子は、保護している子だけでは在りません。

身体に障害の在る子・疾患の見付かった子・まったく人馴れしない生粋の野犬ちゃん・譲渡対象から外れた子はすべて愛の肉球会の子としてお世話をしています。

当然この子達にも、餌代・医療費代などが必要です。

正直他の団体さんなどなぜ譲渡対象から外れた子が増えないのか不思議です。

センターから救助した子は、全頭譲渡が可能なのか?私には理解できません。

特に山口県のセンターでは、医療行為は一切行わずに引き出し救助と成りますので、疾患の在る子や、障害の在る子は少なからず絶対に居ると思います。

この様な子達はどうしているのか心配です。

保護施設での私たちの役割は、生粋の野犬や人間に捨てられた子達に、人間は信頼できる生き物だと理解して貰い、里親様に譲渡する場所だと考えています。

改正された動愛法では、人間と保護している子の生活空間を分ける必要があります。

しかしそれでは、人間とのスキンシップも難しく成りますので、愛の肉球会では、譲渡可能な子だけ保護っ子としています。

人間と同じスペースで同じ様に生活をするからこそ、生粋の野犬でも人間に心を開き共に生きていける子に成ってくれるのです。

犬として扱っていたのでは、絶対に心を開いてくれません。

一緒に生活してこそ、人間と同じ、生活空間で生きていける家族に成ってくれるのです。

生粋の野犬でも、寝ている時に襲ってくるような子なんて経験上1匹も居ません。

譲渡対処から外し、愛の肉球会の子として飼育している子が、現在成犬で12匹も居ます。

その上、私が引き取った子が6匹一緒に生活しています。

成猫なんて健康でも里親希望者様が少ないので譲渡を諦めざる得ない子も複数居ます。

この子たちにも、お金は必要です。

寄付金以外は役員での補填しか運営費はありません。

愛の肉球会の子としてお世話をしている子達だけでも、毎月最低でも20万円は餌代や施設の維持費は掛かります。

愛様の勘違いが毎年多くの保護団体を破綻に追い込む結果に繋がっている事だけ知ってください。

 

周南市と下松市の野犬の見守りと餌ヤリの監視巡回だけでも毎日2,000円程度のガソリン代等が必要です。

挙句の果てには防府市の野犬も見守り巡回などを行って報告をなどと言うのは簡単です。

この保護活動費を多くの皆さんで負担して頂ければ、独りの負担額は小額で済みますが、役員だけで補うとなるといずれ限界がきます。

補助金・助成金などを受け取っていない保護団体が9割以上だと知って欲しいです。

保護団体の破綻原因は、運営費と成る寄付金が集まらないからです。

支援する皆様が判断を間違えると救える子も救えなく成ります。

餌ヤリ団体や野犬ビジネス団体など、不幸な子を増やしているだけの愛誤です。

野犬ビジネス団体が譲渡した子が里親様の御家庭の事情で飼育困難に陥ったとき救いの手を伸ばすと思いますか?

利益にならない子を引き取ると思いますか?

まさに無責任な譲渡(販売)をして利益を貪っているだけです。

皆様の命の次に大切なお金を支援する先を真摯に考えて寄付をして下さい。

その前に勘違いはしないで下さい。

皆様の大切な寄付金が不幸な子の命を助け幸せに導けるのです。

支援先を間違える行為は不幸な子を生み出しているのです。