私、愛の肉球会の監事の本音を書かせて頂きます。
私は保護活動を通じていつも疑問に感じている事は、
保護活動者が里親様に求めている譲渡条件のハードルが高すぎる事です。
これは、愛の肉球会が譲渡させて頂きました、里親様から直接お聞きした他団体様や個人ボラが里親様に求めている譲渡条件と言う事です。
☆年収が2,000万以上
☆一戸建ても持ち家で庭が付いている
☆既婚者である事
☆年齢が60歳未満で
☆毎年寄付してくれる賛助会員になること
☆小さなお子さんが居ない事
これらの条件をすべて満たすご家庭など全ご家庭の数パーセントしかないと思います。
私は、いつも言っている様に、里親様こそ終生の保護活動家だと思っています。
里親様には譲渡された子を終生面倒を診なければならない義務があります。
譲渡対象から外れた子は、愛の肉球会の子として終生お世話をする覚悟でm少なくとも私は保護活動に取り組んでいます。
その終生飼育義務を負う事になる、里親様を審査するなんておこがましいと感じています。
動物保護活動は、里親様なくして成立しない活動です。
譲渡しなければ、保護シェルターなんて飽和状態となり、新しい子の保護なんて出来なくなります。
保護活動をしておられる人がなぜ里親に挙手くださる人に対して上から目線で活動が出来るのか、私には謎です。
私は、いつも言ってます様に、里親様宅へのお届け譲渡は譲渡する子を届けるだけではなく、里親様に対する感謝の気持ちを届けたいので、絶対に私がお届けに行きます。
この気持ちを里親様は受け取ってくださっていると信じています。
里親様が、口を揃えて仰ってくださいます言葉に、「譲渡を受けた子の故郷となる愛の肉球会の保護施設は守る」と言ってくれます。
譲渡された子供の故郷を守るのは親としての責任だと言ってくれます。
私たち保護活動をしている人達だけでは殺処分ゼロ・不幸な子ゼロなんて永遠に達成できません。
里親様こそ、真の保護活動者だと感謝の気持ちで接すれば、審査なんておこがましい事は出来ないと思います。
私が里親様を決めさせて頂くときにひとつだけ私なりに基準を設けています。
それは、無責任でルーズな人には譲渡しないと言う事です。
これには私なりに信念を持った考え方に在ります。
譲渡させて頂いた子の体調が悪い時は、ルーズな人は、「明日病院に連れて行けば良いかと」考える人も多いと思います。
その判断が取り返しのつかない事態を引き起こすと思います。
責任感の強い人なら、直ぐに病院へ連れて行ってくれると信じてます。
その判断基準は、里親にお申込み頂いたあと、当方から返信のメッセージを送っても数日間なしのつぶての人が居ます。
この様な方は、即座に譲渡対象から外させて頂いています。
里親申し込みをしていただいた時から、申し込んだ責任が発生していると考えていますので、返信頂けないと言う事は、無責任な方と私なりに判断して里親候補から外させて頂いてます。
愛の肉球会を陥れるのが目的で里親になった方もおられますが、譲渡した子に対しては愛情を注いで責任ある対応をして下さっています。
譲渡させて頂きました子さえ幸せなら後は二の次三の次です。
人間十人十色ですから、全国民が納得してくれる保護活動など絶対に無いと考えます。
完璧な保護活動なんて絶対に存在しませんから、粗を探す気なら幾らでも見付かると思います。
それは、愛の肉球会だけの問題では無いと思います。
保護活動をしておられる皆様に、里親様こそ真の保護活動者だと認識を持って頂きたいです。
たかが1匹引き取っただけで大きな顔をするなと里親様に暴言を吐く保護活動家が居た事に驚きを隠せませんでした。