マダニ感染症「SFTS」に感染した場合、人間だと20%以上の死亡率だそうです。

周南市の野犬は、マダニが媒介するバベシア症に感染した子が多いと言う人が多く居ますが、本当にバベシア症なのでしょうか?

発祥した時の症状は、割と似ています。

バベシア症と診断するには、バベシア原虫が血液内から見付からないと診断できないと言う、獣医学の教授も居ます。

血液検査で貧血だから、バベシア症と安易に診断している獣医もいるようです。

この診断結果が間違っていたら、人間を巻き込んだ大惨事に成りますよね。

バベシア症だと信じて譲渡された里親様家族が譲渡された子を媒介して、マダニ感染症「SFTS」に感染する恐れがあるからです。

マダニ感染症「SFTS」はウィルス性の感染症です。

それに比べバベシア症は原虫です。

マダニ感染症「SFTS」は、6日から2週間程度の潜伏期間を経て発症する感染症です。

人間にとって脅威となる、マダニ感染症「SFTS」の子を間違えて譲渡しないようにするには、この潜伏期間を過ぎた子を譲渡対象にするべきです。

センターから引き出した子は、最低でも2週間以上は健康観察を行い、発症していないのを確認後に譲渡対象とすべきです。

これで、日本全国にマダニ感染症「SFTS」の子を広めずに済みます。

マダ二を媒介する感染症は、バベシア症より人間に脅威を与える「SFTS」に細心の注意を払うべきかと私は思います。

検査も大事ですが、感染症に感染していない事を確認する事の方がもっと大事では無いでしょうか?

感染症の潜伏期間は最低限健康管理期間を設け、安全な子だけ譲渡対象にすべきです。

「SFTS」を里親家族に感染させたら知らなかったでは済まされませんよね。

周南には、センターから引き出した日に保護団体に譲渡するボラがいますので、大問題ですよね。

私たち保護活動家はこの様なリスクも承知して活動を続けていますので、万が一にも救助した子を介して「SFTS」に感染して死んでも、諦めも付きますよね。

 

「SFTS」の検査はこの様な方法も在りますが、結果が出るまでに1週間程度かかります。

感染していても治療薬が無いのですから、抵抗力・免疫力・体力の無い子犬だと死亡率はどれくらいに成るのか、考えただけでも恐ろしいです。

治療薬があるなら、検査を受けさせることも考えられますが、治療薬の無い状態では、感染を広げない事を第一に考えなければならないと思います。

保護した子を介して幸にも人間に感染したとしても、私たち保護活動家で食い止めなければならないと考えます。

「SFTS」に感染している子を世の中に送り出さない、これが保護活動家としての責任だと思います。

バベシア症より人間に脅威をもたらす「SFTS」に注意が必要です。

周南犬を介して人間に「SFTS」を感染させるような事が起これば、山口県も譲渡を中止する可能性もあります。

保護活動をしている人は、責任ある行動をお願いしたいですね。

引き出しても、自分でお世話をする事が出来ずに保護団体へ即日譲渡するなんて無責任なボラは、即刻活動を止めて頂きたいです。

 

ちなみに、昨年度までで、当施設で亡くなっている子達の体調に異変(下痢・嘔吐・貧血)が現れているのが、救助してきてから1週間~2週間で「SFTS」の症状が現れています。

センターから引き出した日・体調に異変が現れた日・死亡した日などすべてのデータを保管していますので、死亡原因は「SFTS」の可能性も高いと思います。