マダ二を介入して感染するウィルスと言えば、野犬の場合、バベシア症が有名ですが、バベシア症より怖い、マダニ感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染した犬が日本全国で見付かっています。

この「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」は人間にも感染するバベシア症より恐ろしいウィルスです。

マダニの駆除も完了してない野犬を公共の乗り物で他府県に搬送するなんてもってのほかです。

当会のお世話に成っている獣医さんは、以前から、バベシア症より、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の方に気を付けないと取り返しの付かないことになると、常々言ってましたが、皆さんはバベシア症を優先してましたね、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」は特効薬も無く、人間に感染した場合、約1割の人が亡くなっています。

当会は、センターから救助した子は、全頭フロントライン・スプレーとマダニを1匹ずつ取り除いて駆除しています。

マダニを寄生させたまま、譲渡しない事を徹底してました。

バベシア症より「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の方が人間に取っては脅威となる事を認識願います。

これまで、犬に感染するバベシア種は、人に感染性を示しません。と報告が在りますから、人間にとってバベシア症は脅威とはなりませんが、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」は人間に感染します。

周南犬からこの「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」が見付かれば、人間に感染するウィルスですから譲渡対象から外される可能性も出てきます。

譲渡対象外に指定されれば、救助も出来なくなります。

バベシア症より「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」を重点的に注意して譲渡すべきだと思います。

「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の潜伏期間と、発祥した時の症状を調べていましたが、消化器系に異常が見られるそうです。

当会で亡くなった子の多くは消化器系疾患と診断されています。

「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」だったのかと考えています。

山口県でお世話に成っている獣医さんはノミ・マダニの駆除が完全に済んでいない子を抱っこする事は無防備すぎると注意されてます。

私は命懸けで保護活動をしてますので、万が一感染して死んでも、本望です。