「これから保護活動を始めたいのですが、率直な意見を聞かせて下さい。」
この様な意見や、アドバイスの問いかけが多いので、私の正直な意見を書かせて頂きます。
先ずはお近くの保護団体にボランティアとして出向き、保護の現場を最前線で見て下さい。
保護活動をする規模や内容により意見は全然違って来ると思います。
第2種動物取扱業の申請が必要な基準は、10匹以上の犬・猫を保護する場合、保護業としてみなされ
年間を通して2匹以上の犬・猫を譲渡する場合、譲渡業としてみなされ
申請が必要だったと記憶してます。
これは、保護団体・個人ボラ問わずに動愛法で定められた基準です。
センターから引き取って里親様へ命を繋ぐ保護を考えている場合、センターへ引き出し申請を行い認可を受ける必要があります。
認可を受けるのは、第2種動物取扱業の申請が必要と成ります。
センターから引き出した子は、譲渡と言う形に成りますので、終生飼育が条件と成ります。
センターから引き出した子に疾患や病気が見付れば、ご自身が週背飼育の責務を果す事に成ります。
当会では、年に2匹~3匹このような子が見付り一時保護から終生飼育に切り替えてます。
これは保護活動をする人の、考え方次第だと思います。
いま山口県で問題と成っておりますバベシア症ですが、医療に掛ける必要が在るのですから病気と言えば病気ですよね、
バベシア原虫を体内から完全に死滅させる治療法が無いのですから、必然的に病気の子を譲渡する事に成ります。
バベシア症の子はペット保険に加入出来ないと聞いた事がありますので、リスクを全て里親様に背負わす事になります。
責任感の強い方なら、ご自身が終生飼育に切り替えて終生お世話をすると思いますが、無責任なボラは里親様にリスクを背負わせると思います。
この様なリスクを少しでも減らしたいボラさんは、センターで医療行為が終わった子を引き出し事も可能です。
一例ですが、山口県のセンターは一切の医療行為を行わずに譲渡していますから、リスクは高いですが、
香川県のセンターは、全頭マイクロチップを入れ、健康診断を行いワクチンの接種まで済ませた状態の子を譲渡してくれますから、
リスクは低いです。
この様に引き出すセンターによって様々ですので、良く調べてからリスクを減らす事を考えて発動を始めるべきだと思います。
当会を参考に書きますが、この様なセンターのシステムも知らないまま殺処分の酷かった山口県の救助を始め6年間で23匹の成犬を
抱える大所帯と成っています。
保護活動を始めて失ったもの
*自分の自由な時間
*家族団欒で過ごす時間
私には双子の女の孫が居ますが、保護活動を始めてから6年以上一度も会った事も在りません。
私の育ての親の死に目にも会えてませんし葬儀にも行けません。
*信用
これは保護活動者にも十人十色の考えがありますが、その考え方の違う人からの誹謗中傷行為により失います。
「ペンは剣よりも強し」などと言うボラもいますね、
この言葉を初めて聴いたのは、飯干 晃一が娘さんを統一教会から救う時に「ペンは剣よりも強し」と言ったと記憶してます。
私は無学ですから、この言葉の意味を調べてビックリです。
「下位にいる人間がどんなに腕っぷしが強かろうと、上位の人間の命令パワーにはかなわない!」そうです(爆)
保護活動者に上下が在るんですね、
当会は、法人団体ですから、代表理事と理事など役職により上下関係は成立しますが、当法人は一個人ボラの下位に位置してるのですね。
これには、ビックリしました。
匿名で保護活動をしているボラが「ペンは剣よりも強し」なんて大笑いです。
ご自身の主張が正しいと思うなら、堂々と名前を名乗り戦うべきです。
「一番強いのは匿名です。」(爆)
根拠は、5チャンネルや爆サイなどの掲示板を見れば、天皇陛下でも総理大臣でも山口組6代目組長でも無茶苦茶に誹謗中傷してますよね。
匿名最強です。!!!!!!!
保護活動を始めて得たもの
*これまで里親様に繋いだ500匹以上の子の命と施設で保護している子達の命です。
私の意見を簡単にまとめさせて頂けば、
保護っ子の命と引き換えに失うものが多いと言う事と、
保護活動を始めるのは簡単ですが、責任感の強い人ほど止めるタイミングが難しいと言う事です。
なにはともあれ、近くの保護団体へ出向いて実際に自分の目で見て経験して頂く事が一番です。
何処の団体もボランティアさんを歓迎してくれると思います。
余談ですが、2000PJの代表がシェルターと既に保護している子達を引き継いでくれる保護活動者を探していると噂で聞いていますから、本格的に保護活動をお考えの方なら、チャレンジするのも良いのではないかと思います。