昨日、昼の12時から笠戸島へ入りし夜の19時まで現地にて野犬数の把握と野犬への餌ヤリ状況などを監視しておりましたが、野良猫への餌ヤリまで居る事が確認できました。
笠戸島内の某駐車場にてペットボトルに水を入れ、餌を持ってウロウロしている方が居たので声を掛けさせて頂きましたところ、野良猫へ餌を持って来たが、いつも居る子たちが1匹も居ないとの事で、探してるとの事でしたので、その駐車場にはサビ猫1匹+茶トラ1匹+黒猫1匹の3匹がいつも寄り添う様にに仲良く居たのは把握していましたので一緒に探しながら色々とお話を聞かせて頂き、TNR活動をしてあげて欲しいと頼みましたところ、先頭に立ってその様な活動をしてくれるボランティアが地元に居ないとの事でした。
私は、周南の野犬問題を解決するために平生町に施設を設けているだけで、地元県民ではないので、右も左も解らないので地元の方の協力が得られるなら、TNR活動のお手伝いをさせて頂ける旨を伝えました。
1時間以上駐車場周辺の山の中を探し回った結果、黒猫を見付けることができまが、見付けてビックリです。
尻尾が人間に切られたのか?、野犬に噛まれたのか?
写真の様な痛々しい状態でしたので、保護して病院に連れて行こうと餌を与えてる人にも捕獲を手伝って貰いましたが逃げ回ってしまい結局捕獲は出来ませんでした。
元々笠戸島には野良猫が多く野犬は少なかったそうですが、野犬への餌ヤリが横行しだしてから、野良猫が減ったとの事です。
今日改めて捕獲網などを持っていく予定をしてましたが、生憎の雨で、私の障害が残る足で、山の中を歩き回る事は危険と判断し、足場の良い駐車場周辺だけでも探しに行きます。
この駐車場は大型の捕獲檻が設置されていた場所ですが、私自身一度もこの駐車場で野犬を見かけた事がなかったうえ、捕獲檻も撤去されたので、この駐車場に野犬が出没する事は知りませんでした。
ここで時間を取られてしまい、餌ヤリが横行している駐車場に戻った時には、以下の有様でした。
この餌の撒き方、駐車場と云う点から見て何処かの餌ヤリ団体さんと同じ手口ですよね。
その後、駐車場で餌ヤリが現れるのを待っていると老夫婦が餌を持って現れたので声を掛けさせて頂きました。
注意をすると、
「カラスに餌をあげにきた」と子供でもしないような言い訳にビックリ!
一応、動愛法が改正され行政の支持に従わなかった場合取り締まられる事をお伝えしました。
「餓死したら誰が責任を取るのか?」との事なので、
「センターに捕獲されれば殺処分される前に責任を持って引き出し救助するのか?」との私の問いに
「周南で捕獲された子達は地元の個人ボラが頑張って救助に当っていて、殺処分は行なわれていないと聞いている」との発言、この様な出鱈目な情報を拡散させているのは誰なんでしょう、老夫婦からは地元のボランティアさんが言っていたと聞きました。
餌ヤリ行為も賛同しているとの事です。
「県外から救助に来ている保護団体は、子犬を3万円で販売するために周南へ無料で仕入れに来ている」と聞いているとの事です。
その老夫婦にはこの駐車場上の山間部に大型の捕獲檻や捕獲檻が多数仕掛けられている事を説明し、センターに捕獲された子もこのボランティアが救助していない事実を伝えました。
一応、愛の肉球会の事例を参考にで保護活動に必要な経費を説明させて頂きました。
成犬1頭保護するのに法的に必要とされるスペース、4.5平米の話などさせて頂き、愛の肉球会では22匹の成犬を保護している事、保護するために絶対に必要な施設の維持費、保護部屋の空調設備やその光熱費・狂犬病予防接種日・ワクチン接種費・ペットシート代・餌代・医療費などなど寄付金で賄うには、里親様に保護活動を理解して頂き賛同して下さった里親様に寄付金をお願いしている事が販売に成るのか?など経費の使途など説明させて頂きました。
個人ボラの場合は、自宅住居の部屋の一部を保護スペースとして利用しているだけで、専用の施設など所有していないのですから、経費が掛からないうえ、保護している頭数の違い、保護スペースの違い、同じ保護でも規模の違いなど説明させて頂き、愛の肉球会が周南のこの救助に当ってからの殺処分の激減数など根拠を示しながら説明させて頂きましたところ、笠戸島で餌を与えている愛犬家は
みんな言葉巧みに地元のボラに騙されていると理解を示して下さり、地元で餌を与えている人は、先の画像の様に餌をばら撒かないと云う事です。
野犬が寄って来たら与える程度で、餌をばら撒いていく人など居なかったと云う事です。
この老夫婦からお聞きした話では、この駐車場に現れるのは、黒い野犬8匹と白い野犬3匹だったとの事ですが、最近は黒い野犬4匹と白い野犬1匹しか見掛けないとの事です。
元々10匹以上確認されていた野犬が半分以下に成ってますよね、減った子はセンターに捕獲され処分されてしまったのでしょうね。
地元の餌を与えている人が騙されていたとの発言が意味するところは何なんでしょうね、地元民ですら、騙されてしまうのですから、SNSを見ている人を騙すなんて朝飯前でしょうね。
小雨になるのを待って黒猫の救助に行ってきます。