周南犬の里親様になられたご家族様はお散歩デビューにも困っておられる人が多いです。

家の中では、自由に走り回っているのに、表に出すと、怖がって震えている・お漏らしをしてしまう・屋外に出たがらない

色々な声を聞いていますが、

これも明確な答えは無いと思います。

幼少期に群で生活を送っていたところ、いきなり人間が来て、センターに収容されてしまう訳ですから、人間の家族(里親様家族)が出来て幸せに暮らしているのに、表に出たら知らない人間が来てまた家族と引き裂かれると考えれば屋外に出るのを怖がって当然かと思います。

これの対応策は、ご家族様との信頼関係を強めて頂くしか方法は無いように思います。

『ジロー』君も7ヶ月以上里親様と生活を共にして来ましたが、表を怖がります。

病院へ連れて行く時も、怖がって暴れる『ジロー』君を抱きかかえて連れて行きました。

15kg以上在る10ヶ月齢の暴れる『ジロー』君を病院へ連れて行くのも一苦労です。

『ジロー』君は普通の家庭の子として7ヶ月以上過ごした子です。

保護犬を迎えるリスクは大きいと思います。

それを理解できずに迎え入れてしまった里親様が誹謗中傷しているだけだと考えています。

ペットショップで売られている子は人間が飼育しやすいように何度も改良された子です。

周南犬は野犬です。

人間に媚を売るなんて遺伝子の何処にも無い子達です。

この子達の遺伝子には人間と生活を共にするなどと書き込まれていません。

野原を自由に駆け巡り自然と共に生活する情報しか遺伝子に書き込まれていないと思いますから、信頼関係が構築された家族が居ても、逸走事故を起こします。

保護犬を迎え入れるには大きなリスクを背負います。

それを理解できない人は、人間も犬も不幸に成りますので、ペットショップで改良された子を迎え入れてあげてください。