周南健康福祉センターと山口健康福祉センター防府支所で子犬の争奪戦が続いてますね、

周南健康福祉センターに至っては、一般譲渡を語る人達の争奪戦。

山口県の一般譲渡と団体譲渡の違いって何なのでしょう。

他府県の場合ですと、一般譲渡とは、終生飼育を条件とし里親さんに譲渡する事を指します。

ところが山口県の場合は、終生飼育は建前だけのもので、再譲渡も黙認されています。

例えば、私が一般譲渡を申し出ても譲渡して頂けます。

その後、私が何らかの事情で飼育困難になったので、愛の肉球会に引き取って貰ったと言えばそれで愛の肉球会に所有権は移ってしまうシステムです。

契約上これで何の問題も起きず、愛の肉球会へ所有権が移るという常識外れの契約です。

野犬ビジネス集団は、このシステムを利用して子犬を販売しているのです。

センターの職員もこのシステムでは悪用される事は重々承知していますが、何故改善しないのか不思議です。

私は、周南市民の方と数多く野犬問題の解決方法に付いて話をさせて頂いており、これまでの保護団体とは違い、市民の方々の声を聞き解決に向けて足並みを揃えてくれた唯一無二の団体だと信頼してくださっている市民も多く居ます。

毎年この様な市民の方から、直接子犬の引き取り依頼も在ります。

私は兵庫県西宮市民ですから、3年前に平生町に施設を持つまで、周南市・下松市に縁もゆかりもない人間でしたが、たった3年間で多くの市民の方と話をさせて頂きまして信頼を得てきました。

地元民の信頼こそが保護活動をするに当り一番大事な事だと私は考えています。

金に目が眩んだ地元のボラなど、市民は信用していません。

地元民の信頼を得、協力して問題解決に取り組まないと絶対に成功しません。

ビジネス仲間なんて「金の切れ目が縁の切れ目」で最終的には裏切り行為の連続で、内輪もめを起して終わりだと思っています。

その点、膝を突き合わせて築き上げた信頼関係は揺るぎないものだと信じています。

 

子犬をビジネスに利用させないためには、一般譲渡後、3年間は再譲渡を禁止すれば良いのです。

その3年間はセンターが譲渡したお宅に立ち入り監査が出来る契約にし、死亡した場合は、医師の死亡診断書の提出を義務付ける契約にするだけで、簡単に再譲渡は防げますし、ビジネスに利用できなくなります。

皆さんも、ザルの契約を改善するよう要請してください。

一般譲渡は終生飼育が鉄則ですから、再譲渡を徹底禁止、追跡調査の徹底化これだけでビジネスには利用できなくなります。

これを徹底すれば、絶対に一般譲渡の子犬争奪戦は無くなります。