動物保護活動においての第一人者は、

これは間違いなく里親様です。

保護団体は一時的に動物を保護しているだけですが、里親様は終生保護です。

どんなに大きな保護団体でも、保護する頭数には限界があります。

保護したくても、限界頭数に達した時点で、それ以上の保護は出来ません。

保護動物の最終受け皿となってるのは、里親様です。

私が良く言う、対岸の火事を見て騒いでいるだけでは殺処分はゼロに成らないから、野次馬の人は騒ぐなと言うのは、

保護活動者が火事の現場(殺処分)から救い出した命を安全な対岸に居る(里親様)が現場から引き出した子に対して

「その子は、私が引き受けます」

と手を挙げてくれれば

保護活動者が対岸に居る(里親様)の元へ連れて行き命のリレーは成功し、保護活動者は次の命を助けるために現場へ飛び込んで救助出来ます。

これが命のリレーだと思います。

対岸で騒ぐだけの野次馬が何万人居ても、保護活動者が救助してきた命を引き受けてくださる方が居なければ、次の命を救いに現場に入れません。

安全な対岸から見ている方々が助け出してきた命を抱きしめて連れて帰ってあげて下されば、命のリレーが成立し次々と命が助ける事ができます。

例えて言うなら

火事の現場が保健所(センター)で、

私達保護活動者は救急隊員で、ほっといたら焼け死んでしまう子(殺処分される子)を救い出し、施設(病院)に運び入れ治療をして帰る安全な家を探す。

この病院の看護師など支えてくださっているのが会員様や支援者様だと考えています。

安全な家こそ里親様宅だと考えております。

里親様も安全な対岸から火事をみて騒いでいる野次馬と同じ位置から見ていると思いますが、野次馬との違いは、安全なお家に連れて帰って下さる事です。

野次馬は、騒ぐだけで、絶対に助けると言う行動には出ません。

対岸の野次馬は、あっちから火が上がったぞ、早く消せバカなどと右往左往して救急隊を馬鹿にして混乱させるだけです。

 

里親様自ら火事の現場へ出向き安全な家に連れて帰って挙げて下さるのが、一番理想かと思いますが、

怪我をしている子病気の子が多いので、病院へ連れて帰って治療する必要が在る子も居ます。

大勢の野次馬が騒ぎだすと、「私が連れて帰ります」と手を挙げてくださいます里親様を見落とす可能性も大きく成ります。

その野次馬を掻き分けて里親様の元へ届けなくてはなりません。

野次馬は百害あって一利無しの存在です。

火事の現場を見たいなら、対岸からではなく、どこか邪魔に成らない小高い丘の上から見て騒いでろって感じです。

対岸は里親様やこれから保護活動をと考えてる人達に空けておいて欲しい場所です。

 

私は災害現場から中継しているマスコミを見て、いつも思うのですが、その機動力を生かして中継する前に現場で消えかかっている命を助けろと思います。

一生懸命命を助ける活動をしている消防隊員にインタビューしてみたり、邪魔をするなといいたいです。