これは、私が両方の野犬に携わって感じていることです。
周南犬は、野犬としての遺伝子が色濃く子犬に現れている様に思います。
野犬として先祖から伝わった遺伝子だと考えます。
周南犬は、子犬から育てても、野犬の遺伝が絶対に残ってしまいます。
人間を100%信用してくれる子が少ないように思えます。
その点、防府犬は、人間を凄く信頼してくれます。
周南犬は子犬でも人間に対して攻撃性の強い子が多い傾向が見受けられます。
防府犬は、人間に対する攻撃性が無く、直に人間を信頼して心を開いてくれる子が多い様に思います。
身体の大きさも、周南犬の方が防府犬より一回り以上大きいです。
私は、犬の飼育経験の少ない里親様なら、防府犬を絶対にお勧めします。
躾けも、飼育も防府犬の方が絶対に簡単です。
これは、両方の多くの子犬お世話をして来た私だからこそ解る違いだと思います。
野犬の成犬でも周南犬は人間に対して警戒心が強くマックスに反応しますが、防府犬は人間に対して警戒心が弱いです。
周南犬は、子犬の時から、人間に育てて貰っても、自由を求めいつも、逸走のチャンスを伺っています。
防府犬は、人間の家族との生活を楽しんでいます。
この違いは、野犬生活の長さで、先祖代々から野犬として生きるために受け継がれた遺伝子の問題かと思います。
周南犬は何代にも渡り野犬として生きる知識を遺伝に残して進化?しているのだと思います。
防府犬は野犬と言うより、昔人間の身近で生活をしていた野良犬の遺伝子が多く残っているように思います。