つい先ほど、周南健康福祉センターより子犬を一般譲渡で譲って頂いたと云う、里親さんより、引き取り依頼の一報が飛び込んで来ました。

よく話をお聞きすると、今年の始めに周南健康福祉センターから譲り受けたと言う事です。

引き取りの理由を聞くと、

「室内で飼育するには、難しい大きさに成長してしまった」

身体の大きさをお聞きしましたところ

「18kgくらい」

との事で、私から言わせて貰えば特別大きいとは思いません。

一応、周南健康福祉センターと相談して欲しいとお伝えすると、

「終生飼育をお願いして譲渡させて頂いているので、引き取る事はできません」

「ご自分で新しい里親様を見付けて譲渡してください」

「最悪の場合は、地元の愛護センターと相談して下さい」

と取り合って貰えないとの事で、里親さんを探したが見付からずで、色々な保護団体とも相談したが解決策は見付からずで精魂も付き果て、途方に暮れている様子で、周南犬で検索したところ、愛の肉球会が見付かったとの事で、基金はさせて頂くので引き取って欲しいとの事でしたが、今の施設状況は飽和状態ですので、スペースを確保するまで飼育を続けて貰うこととなりました。

野犬として成長した『みかん』ちゃんを保護している8帖のスペースを仕切って場所を確保する予定です。

 

譲渡後は知らぬ存ぜん・契約云々、まさに行政らしい譲渡ですよね、

里親さんの生活状況も日々変わっていくと思いますので、絶対は在りませんよね、臨機応変に対応してあげるのが、血の通った愛護活動では無いでしょうか?

もし里親さん一家が交通事故にでも合い、飼育困難な状況に陥っても、行政は譲渡手続きに則り譲渡した子ですから、私どもに責任はありませんし地域外ですから、地元の愛護センターに相談してくださいと云うでしょうね。

譲渡される子も、里親さんも生きているのですから、絶対は在りません。

血の通った愛護活動が出来ないなら、譲渡など簡単にしないで欲しいです。

これこそが、まさに無責任譲渡の極みです。

愛の肉球会でも、返還請求期間を設けてますが、現実は、その期間を過ぎての返還請求にも応じています。

最近では『クロ』君がそうです。

譲渡後2ヶ月以上も過ぎていましたが返還請求に応じました。

里親さんも譲渡した子もどちらかが不幸になったのでは、私が理想とする保護活動からかけ離れてしまいますから、返還請求には応じました。

今回の、依頼もこのままでは、周南健康福祉センターではなく、私の手の届かない、他の愛護センターに持ち込まれてしまってからでは、

手も足も出なくなってしまいますので、周南犬ですので助けてあげたいとの思いだけで、依頼を受ける事にします。

いまから、スペースを分けるために必要な材料を考えてホームセンターへ買出しに行ってきます。

野犬として育った子では無く、室内で人間が育てた子ですので、新しい里親様を探すことが出来ると安易に考えています。

『ドラゴン』君を譲渡しましたので、そのスペースを利用できるのですが、生粋の野犬ちゃんの『みかん』ちゃんと『ドラゴン』君は母子だったので、同じスペースでフリーに保護してましたが、制御の出来ない『みかん』ちゃんとフリーで一緒のスペースに入れるには不安がありますので、8帖のスペースをふたつに仕切ります。

引き取った子は医療に掛けて、性格を見て問題が無ければ里親様の募集をさせて頂きます。

先ずはスペース作りからスタートです。