山口県の動物愛護に関しまして、複雑な構図が殺処分ゼロを遅らせていると思いますので、書かせて頂きます。
先ずは、明確に成っている構図を書かせて頂きます。
各センターにて業務を行っている職員は保健所に所属しています。
保健所職員の業務は、市民の安全を守るため野犬を捕獲することです。
譲渡などの業務は本来であれば、山口県動物愛護センターの業務と成りますが、各センターには愛護センターの職員は居ないと言う事で、保健所の職員が兼任しているのです。
保健所の職員が殺処分を減らしても県からは実績として評価されません。
殺処分が減って評価されるのは、山口県動物愛護センターの職員と言うことに成ります。
保健所の職員は捕獲すればするほど評価されるのです。
この兼任業務は何か矛盾してると思いませんか?
①保健所の職員は、捕獲すれば評価される →
②捕獲すれば殺処分は当然増えます →
③本来ならここで、山口県動物愛護センターの職員が殺処分を減らすための努力をして、評価をあげます。
山口県では保健所の職員が兼任していますから、③の業務が疎かになると思います。
その利権争いの証拠が、こちらの捕獲動物の情報です。
山口県の場合、捕獲収容情報がリアルな情報として発信されていません。
原因は、情報の更新を山口県動物愛護センターで行っているからです。
なぜ、各センターでリアルな更新が出来ないと思いますか?
わたしは、山口県動物愛護センターが更新の権限を保健所の職員に渡さないからだと思ってます。
みんなで山口県に抗議して、山口県動物愛護センターの職員の数を増やして頂き、各センターに職員を配置して貰い、
それぞれの業をして頂くのが一番ではないかと考えています。
保健所の職員は、市民の安全のために野犬を捕獲する。
山口県動物愛護センターの職員は、殺処分を減らす業務に専念して頂く。
民間企業ならノルマを課せられますので、同じ様に職員にもノルマを課せば評価するにも一目瞭然だと思います。
例えば、保健所の職員には、年間150匹以上の野犬の成犬を捕獲するなど、
山口県動物愛護センターの職員には、殺処分を前年比の3割減など
周南健康福祉センターでの話ですが、前日に捕獲収容されている子が情報に記載されていないなどと言う事は何度も経験してます。
朝一番に引き出し救助に向かうと、記載されていない子が居たなどと言うのは頻繁に在ります。
この様ないい加減な事で殺処分が無くなるとは思えません。
引き出し認定に関しても、規約書や契約書など存在しません。
規約書や契約書など存在しないのですから、引き出し認定を受けた者に対して規約・契約違反などで、認定を取り消す事はできませんよね。
これも保健所の職員に兼任させているからいい加減な事になっていると思います。
引き出し認定などは、山口県動物愛護センターの権限で行うべきもので、
譲渡に対しても、最低限の規約を求め誓約書も作成すべきだと思います。
譲渡に対しては基本となる
①手渡し譲渡
②引き出した者が責任を持って譲渡に当たる
☆個人の場合は、当然個人が譲渡契約をする、団体の場合は、団体の役員が譲渡契約をする。
③危険を伴う搬送の禁止
☆子犬や短頭種の空輸は禁止
④ペット飼育不可住宅にお住まいの里親様への譲渡禁止
⑤譲渡契約書の作成義務
これは、保護活動に携わっている方なら常識と思われる事項ですが、山口県から認定を受けている活動家の人は守れて居ないのです。
ですから、丸投げ譲渡・多重譲渡・
特に子犬の場合、引き出した矢先、販売ルートに乗せられ転売が繰り返されてしまうのです。
実例ですが記憶に残っている人も多いと思いますが、以前東京在住の引き出し認定者が周南健康福祉センターから引き出した動物をSNSで救助しました支援お願いしますと乗せていた同日に愛知県の保護団体が同じ犬を引き出し救助しましたと団体の施設にて写真を撮りSNSで情報を発信し支援金を募ると言う奇怪な事件も起きてます。
この事件で考えられるのは、東京在住の引き出し認定者が引き出した帰路で新幹線のホームで引き出した子達の写真を撮ってSNSにアップし支援金を募った時点で引き出した子達の役目が終わり、愛知県の団体に名古屋駅で引渡し、愛知の団体も施設に連れて帰り写真を撮ってSNSにアップし支援金を募ったと考えるのが、妥当だと思います。
まさに支援金詐欺ですよね。
この東京の引き出し認定者の認可は未だに取り消されていません。
この情報は、当時の周南健康福祉センターの職員に両者のSNSをプリントアウトし報告済みですが、譲渡には関係の無い保健所の職員が山口県動物愛護センターに報告していない可能性も在りますよね、
万が一にも詐欺で警察が捜査に乗り出したと仮定しても、山口県動物愛護センターの職員に責任追及が及ぶだけで保健所の職員は業務外ですから、責任追及から逃れられますからね。
いんなで山口県に抗議して各センターに山口県動物愛護センターの職員の配置と
引き出し認定の規約書・契約書・誓約書を作成し、違反者には、認定の取り消しが出来るシステムを取り入れて貰いませんか?
許されるなら、初期医療と健康診断だけは山口県動物愛護センターで行って欲しいです。
毎年数百匹の子犬を引き出し救助している私でも、急変された時に、あわててしまう事が多々あります。
一般譲渡の里親様なら尚更だと思います。
新しい家族を迎えて楽しいはずの一家団欒が、迎えた家族の急死により悲しみのどん底に落とされるのは、極力避けて欲しいです。