愛の肉球会では、子犬に異常が見付かる度に、その異常に対応するために、毎年経費が嵩んでいってます。

これまでに、パルボウィルス感染症・バベシア症(マダニ感染症)・低タンパク質・胃腸の細菌や荒れ・アジソン病

 

パルボウィルス感染症に付きましては、特効薬も無く治療法も見付かってません。

そこで、愛の肉球会としましては譲渡後に里親様宅で発症しない様、簡易検査キットによる検査と、潜伏期間とされます2週間以上施設に置いて、健康管理を行い譲渡をすると言う様に、対策をして来ました。

この2週間という期間の保護管理費が嵩みますよね。

簡易検査キットで検査を行うなら潜伏期間を過ごさせずに譲渡すればと言う声も聞かれますが、簡易検査キットの信頼度は70%と言われていますから、30%の子が検査をすり抜けてしまう恐れが在りますので、2週間以上健康管理を行っています。

 

バベシア症に付きましては、治療法が見付かり、昨年度から、100%完治させて譲渡させて頂いております。

的確な治療法が見付かるまでは、注射にて治療を行っていましたが100%の確立で虹の橋を渡ってしまってましたが、的確な薬の投薬量が見付かってからは2回~3回、注射(治療に)に連れて行き、最終的に血液検査にてバベシア原虫の確認を行い完治の宣言を受けます。

これも、注射に行く回数と検査回数が増えてます。

 

胃腸お細菌や荒れに関しましては抗生物質の投薬を続けるより、ヨーグルトを食後に適量を食べさせる方が胃腸にも優しく、粘膜も保護され善玉菌も増えることなどから、抗生物質の投薬は、腸内の細菌を完全に死滅させる期間(3日間)だけ飲ませて後はヨーグルトに頼ってます。

 

低タンパク症の子に対しましては、鳥のササミを与えるようにしてからは、低タンパク症と診断された子が無くなりました。

これが1回に購入して処理する量ですが、約500gです。

これでも3日分くらいです。

ササミを与えるのは、子犬だけです。

 

アジソン病に付きましては、投薬量だけ獣医さんに指示して頂き投薬のタイミングは、多くのアジソン病だと思われる子を見て来た私の方が詳しいだろうとの事で症状などを獣医さんに伝え投薬量を確認後に投薬する方法で様子を見る事になってます。

薬を投薬して症状が改善される様なら、次のステップに進んでいきます。

日本の獣医さんの8割から9割はアジソン病の事は学生時代に習った程度の知識しか持ちえていないだろうとの事です。

実際にアジソン病の動物(犬)を診断した・治療した・獣医さんは皆無に近いだろうとの事で、アジソン病では、と思われる子の症状を見て来た私の方が、投薬のタイミングがわかるのではないかとの判断で、投薬前に医師への確認をすることに成ってます。

薬は既に購入済みで、いつでも対応できる状態にしてます。

投薬のタイミングさへ見付け出せれば助ける事の出来る命は増えるものと信じています。

 

この様にして、病気や異常が見付かる度に対策してますので、経費が年々嵩んで行ってます事、ご理解願います。