愛の肉球会が平生町に施設を置かせて頂きましたのが3年前です。

それから毎日の様に、周南市・下松市を巡回してきましたが、3年前は周南緑地公園を中心とした周辺に集中して野犬が生息していました。

現在は、下松市の笠戸島にも数多く野犬が見られるように成ってます。

犬は群れで生活する動物かと思います。

周南緑地公園周辺に生息していた群れの中から追われた子達が少しはなれた場所へ移動し新しい群れを作って生息しているものと思われます。

これを放置していると数年後には、生息地域をどんどん広げて、周南市自体が3年前の周南緑地公園の状態になってしまうと思われます。

この問題を根本的に解決するには捕獲しか方法が無い様に思います。

しかし、餌を貰いお腹が空いていない野犬は保護檻の餌にはほとんど見向きもしません。

センターが仕掛ける保護檻には入らないと言う事です。

これでは、捕獲できませんから、どんどん野犬が増えていきますよね。

昔のように強引にワイヤーで引っ掛けて捕獲すると、虐待だと騒がれ、捕獲しないと野犬が増え続け市民の安全は確保できません、この様な板ばさみの中で、センターの職員は業務を遂行しています。

野犬の成犬を保護する収容所(シェルター)がどこにもありませんから、真っ先に必要ですよね、

受け皿が整えばセンターも捕獲檻の数を増やすなどの対策も出来るかと思います。

野犬の命を最優先に考えるのか?

市民の安全を最優先に考えるのか?

動物愛好家の皆さんも決断を迫られる時期に来ていると思います。

 

私の意見ですが、このまま不幸な野犬が増え続けいたちごっこを繰り返すのは、 捕獲数<産まれて来る野犬 の状態ですから強引な捕獲方法を使ってでも一度は野犬をすべて捕獲しなければこの問題は永遠に続くと思います。

野犬の命を最優先に考えろと言う愛護家の方々の意見も多いかと思いますが、現地で生活している人に取っては、そんなに簡単な話ではありません。

死活問題です。

子供が学校へ行くにも、通学路に野犬の群れがうろついていれば迂回しなければ安全に登校も出来ません。

地域外の人から言わせれば、少し我慢して野犬と共生しろと簡単に言うと思いますが、共生などと悠長な事を言ってるレベルでは在りません。

人間は地域外へ引っ越し野犬に周南市・下松市を明け渡すのですか?

愛護家の方たちはご自身がその立場に置かれれば同じ事を言えますか?

ご自信の家族が野犬に襲われても共生などと言えますか?

私は市民の生活を守るため、強引な捕獲方法を使ってでも一度は野犬を捕獲するべきだと思います。

山口県・周南市・下松市など協力し合って、野犬捕獲プロジェクトなるものを結成してでも捕獲すべきです。

野犬の捕獲方法に対して国民が口出ししないなど、一定の期間を定めてプロジェクトをすすめるなど国民の理解も必要不可欠なものとなるかと思います。

現状の殺処分こそ究極の虐待だと考えますが、ワイヤーなどを使って捕獲を始めると虐待などと騒ぎ出す愛護家の人達は、究極の虐待である殺処分の子を助けてますか?

周南市・防府市・下松市の野犬の数が例えば5,000匹とすれば、5,000人の愛護家の方が1匹ずつ引き取ってあげれば野犬問題は一気に解決します。

全日本国民の中に5,000人も自ら火中の栗を拾う覚悟のある人は5,000人もいないと言う事でしょうか?

その方が寂しいくも悲しい話だと思います。

野犬を1匹ずつ引き取ろうプロジェクトでも愛護家のみなさんで立ち上げて欲しいです。

 

「私は、ペットの飼えないいえに住んでるから引き取れない」?

「何で、私が引き取らなきゃいけないの」?

この答えを返す人が一番多いと思います。

 

周南市の野犬問題は究極の選択を迫られる時期まで来ていると思います。

野犬の命を守るか?

市民の安全を守るか?

愛護家の皆さんも真剣に考え、答えを出さなくてはならない時期だと思います。

日本人は、火中の栗を拾うのは嫌い、対岸から騒ぐ野次馬に成る人が多いと思いますが、この問題は解決しなければ成らない問題です。

期限を決めて、どんな方法で捕獲しても虐待などと騒がないと決めて、一斉捕獲をやって貰いませんか?

期限内に結果を残せなければ、山口県が責任を持って、収容所(シェルター)を建設し、捕獲収容して行くなど条件付で捕獲して貰いませんか?

野犬が多いから、日々の殺処分問題・野犬ビジネス・支援金詐欺などが横行すると思いませんか?

野犬問題を解決されれば困る野犬ビジネス・支援金詐欺集団は阻止する為に大騒ぎすると思いますが、この様な団体を根絶するためにも解決は必要です。

 

野犬を助けたい、人間と共生できればなどと綺麗毎だけでは解決できません。

いままで、綺麗毎で済ましてきましたが、抜本的な解決は出来ていませんし方法も見付かっていません。

殺処分が減ってるから問題無しと考えるのは安易過ぎると思います。

現場では野犬の数は確実に増えています。

このままのペースで里親様の数をキープできるとは思いませんし、捕獲される数も年々増えています。

いまは、 里親様の数=捕獲数 の状態をキープできているから殺処分が減っているだけでは無いでしょうか?

いずれ、 捕獲数>里親様の数 に成ると思います。

 

抜本的な解決策を考えませんか?

「三人寄れば文殊の知恵」と言いますから、みんなで知恵を出し合えば解決策も見付かるかと思います。

野犬のためにも真剣に一度考えてあげて下さい。

よろしくお願い致します。