この事案は、私個人で対応して動いておりましたので、プログに書くべきか?書かない方が良いのか悩みましたが、書く事に決めました。
兵庫県にお住まいの保護犬を23匹保護しておられますご主人様より以下の様な相談が持ち込まれました。
内容がとても闇が深く深刻なものでした。
その内容ですが、現在保護している23匹の子を保護するみ至るまでの経緯です。
その経緯が耳を疑いたくなる様なショッキングな内容でした。
昔から保護動物に興味を持たれていたので、定年退職を迎えたのを期に、とあるNPO法人が主催する譲渡会へ行き、
1匹でも保護犬を引き取りたいと譲渡を申し出たところ、収入が不安と云う事と年齢の問題で譲渡が出来ないと言われたそうで、保護犬を助けて下さるなら、一時預かりをして助けてあげて欲しいと進められたそうです。
そこで、保護犬を助けれるならとそのNPO法人団体から3匹(老犬の小型犬)を一時預かりをしたそうです。
預かって3ヶ月目に狂犬病予防接種をNPO法人団体が受けさせて来るので、狂犬病予防法に基いて、預かった犬の登録をして欲しいと言われたそうで、
難しい事も解らないので言われるがままに登録をしたそうです。
登録をした矢先、毎月送られてきていたエサも届かなくなったそうです。
その3ヶ月の間に他の保護団体からも一時預かりの話が舞い込み、預かってしまったそうです。
預かり保護活動期間は7年目だそうで、その7年間の間にも、保護団体さんが、飼い主さんが亡くなり飼えなくなって引き取って欲しいと言う、依頼者を同伴して訪ねて来たりと、手を変え品を変え預けられたそうで、現在の23匹の保護に至ったそうです。
今回の相談は、奥さんが病気で倒れ入院を余儀なくされたので、奥さんの看病に加え、23匹もの犬の面倒を看れないのと、奥さんの医療費も嵩み、保護犬のエサ代や医療費の捻出が難しくなったので、1匹でも愛の肉球会で引き取って欲しいとの内容でした。
ここで真っ先に私が頭に思い浮かんだのが、一時預かりなら預けた団体に返せば済む話ですよね。
しかしここで問題が発生します。
継続しての預かり保護が難しくなったので、引き取って欲しいと既に一時預かりをした団体に申し入れを行ったとの事で、返された答弁に驚かれたようです。
「この子達(預かった保護犬)は、貴方が所有する貴方の飼い犬ですよ」と預けていた複数の保護団体から口を揃えた様に言われたそうです。
ここで初めて騙されたと解り、色々と考えた結果、利益を求めていない愛の肉球会に相談が持ち込まれましたのです。
確かに法的には預けた団体が主張している通り、このご主人さんの所有物ですから、法的にも当然ご主人が飼い主となります。
しかし何か理不尽ですよね。
私が推測するには、このご主人が崩壊させると、虐待・多頭飼い崩壊などとなどと大騒ぎし、世間の注目を集め、
多頭飼い崩壊現場から保護犬を救助して来ました等善意の第三者に成りすまし寄付金や支援金を募るのでしょうね。
愛の肉球会では、引き取るスペースは在りませんので、崩壊をさせない手段として、ご主人と話し合い、お世話や医療費までは手助けできないので、
そこは何とか踏ん張って欲しいと頼み、愛の肉球会としてでは無く、私個人として里親探しのお手伝いと毎月のエサを送る事を約束しました。
この相談を受けて、なぜか最近京都で発覚した保護動物虐待事件が脳裏に浮かんできました。
保護犬の引き取り屋と言われた京都の保護活動家の女性もこの様に、保護団体に利用されたのではと思ってしまいました。
同じ活動をしている者として後継者がいない・見付からない事は、一番の不安材料です。
愛の肉球会では、私に緊急事態が起きても、代表が若いので保護している子達だけでも里親様を見付けて譲渡してくれる程度は出来ると思います。
エサの支援と里親探しのお手伝いは私個人として出来る限りの事はして、崩壊だけは阻止したいと思います。
ひとつ救いは保護している犬が全て13歳以上と老犬である事です。
寿命を全うして亡くなるのは、一番の幸せかと思います。
このご主人に、支援の呼掛けをする様説得しましたが、動物保護を安易に考えていた自身の甘さを反省しておられ、
財産(退職金や年金)が底を突くまで、自力で頑張るとの事です。
ご本人が一切の支援を望んでいないので、その辺りはご理解してあげて下さい。
万が一にも崩壊した場合は、預けた団体の名前と預けた人の名前を公表させて頂きますので、その団体の崩壊救助劇に支援するか否かは各自でご判断願います。
本当に、やるせなく虚しい相談内容でした。
この件に付きましても動きが在りましたらプログにてご報告させて頂きます。
ちなみに愛の肉球会とは違い、純血種の小型犬が多いですが、血統書などは無いみたいです。
私が保護犬23匹を見て、ご主人さんから話を聞いて感じた事は、ブリーダーから保護団体が引き取った老犬が大半だと思います。
ブリーダからの引き取り料金は小型犬で1匹3万円・中型犬で5万円・大型犬以上は10万円くらいと相場を聞いた事が在ります。
愛の肉球会へもブリーダーさんから引取りを依頼されたことも在ります。
しかしこのご主人は一時預かり料は一円も貰っておらず、最初の3ヶ月間だけエサを送ってきたとの事です。
人の善意の気持ちを踏み躙ってまで利益優先ですか?
そんなにお金が欲しいなら働けば良いんじゃないでしょうか?
愛の肉球会を支援して下さっている支援者様は安心して下さい。
愛の肉球会では、一時預かりに出している子は1匹もいませんし、譲渡不可と譲渡対象から外された子も全て施設で飼育しています。
また愛の肉球会が山口県の周南健康福祉センターに携わった時が子犬の殺処分も一番多いときでした。
子犬なら愛の肉球会の保護施設でも引き出し救助して里親様に命を繋ぐ活動は出来ると考え、山口県に引き出し団体の申請をし、現在に至っています。
愛の肉球会は子犬しか救助しないなどと影で誹謗中傷している人が多いことも聞いて知ってますが、愛の肉球会として出来る子犬の殺処分ゼロ・不幸な子ゼロを掲げて活動をしてきました。
子犬なら里親様が見付かると実証したは、愛の肉球会です。
愛の肉球会が子犬を引き出し救助し始めた当初は子犬の里親様が見付かるなどの実績も実例も在りませんでしたから、大きな賭けでした。
里親様が見付からなければ引き出し救助救助した子犬は愛の肉球会が全て終生飼育をしなければ成らない状況でした。
子犬なら里親様が簡単に見付かると実証したのは、愛の肉球会です。
周りから見れば簡単に里親様が見付かっている様に見えるのでしょうね。
現在に至るまでには、原因不明の突然死、感染症による死、細菌による死と日々闘ってきてます。
簡単見えるなら、自身で体験されてみては如何でしょうか?
24時間動物の世話に追われ、保護っ子と一緒に生活をし、寝る暇も惜しんでの活動。
お届け譲渡時に里親様から「本当に独りで関東までもお届け譲渡に回っておられるのですね」と労いの言葉を頂戴します。
またこの様な地道な活動が里親様の信頼を得て、里親様の口コミで保護犬を引き取るなら愛の肉球会からと言って貰い多くの里親様から挙手を頂いています。
これが現実ですよ。
野犬ビジネスに対して世間の目が厳しくなってる事は、明らかです。
周南健康福祉センターでも野犬ビジネス団体に引き取らせるなと、一般譲渡の里親様が日本全国から足を運んで引き取りに来て下さってます。
愛の肉球会が募集した子に対しては、1匹に対して約3人くらいの挙手があがるのに対して、同じ周南健康福祉センターから引き出した他の団体さんの募集には挙手が挙がらないのでしょうか?不思議ですよね。
これが信用と実績だと愛の肉球会を支援して下さいます支援者様は自信を持って下さい。
話は戻りますが、この崩壊危機に直面している活動家のご主人には、私個人として出来る範囲でエサの支援と里親探しのお手伝いをして崩壊だけは阻止します。
愛の肉球会の代表(娘)には、個別に支援(送るエサ代)をお願いする予定です。
愛の肉球会が赤字補填の必要が無く運営できていますので、赤字補填したつもりで援助して貰う予定です。
この多頭飼い崩壊を阻止すべく支援するのも、立派な動物保護活動のひとつだと思います。
色々と支援していただいてる身の私ですが、その私がこの崩壊を阻止するために支援する事をご理解のうえ後了承願います。