周南健康福祉センターから、子犬を譲り受けた一般譲渡による里親様より寄せられました相談です。
先ず初めに、周南健康福祉センターから時をおいて、3匹譲り受けた様ですが、不幸にも3匹ともに譲渡された日より1週間以内に原因不明で虹の橋を渡ってしまったと言うことです。
「3匹共に譲り受けた当日に病院へ検査に連れて行き、塗り便検査で寄生虫が見付かり駆虫薬を処方された以外異常無しと診断されましたが、譲渡後2日目~3日目くらいから体調を崩し、病院へ連れて行っても原因が解らず、下痢止めや栄養剤を注射されるだけで、改善されないままに亡くなると言う事で、何か健康に育てるためのアドバイスを」との相談です。
死因は感染症などでは無く、先帝性の内臓疾患かと思います。
これを検査で見付け出すのは難しいと思います。
私がアドバイスできるとすれば、
譲渡を受ける際に、異常に痩せている子・異常に身体が小さい子は、何らかの内臓疾患を疑い譲り受けない。
センターで譲り受ける際に目視で判断できるのはこれだけです。
一緒に捕獲収容されている兄弟と比べるのが一番かと思います。
あとは、体重が2,000gを超えている子を選ぶ。
やはり小さい子は体力・免疫力・抵抗力が弱いです。
体重を目視で見分けるのは至難の業ですから、
永遠のお別れをして悲しい思いをするのは、わたし独りで十分です。
私は包み隠さず、引き出し救助した子の3割が虹の橋を渡ってしまうと正直に書いてますが、
先帝性の内臓疾患や親から受け継いだ遺伝子的病気など現在の医学では対処できない病気も多々あります。
捕獲収容されるまでに、誤飲して消化されず、排泄されないないまま、腸内で腐敗している物があるかも知れません。
過去に便と一緒に混ざって排泄された物は、ワラ・ビニールの紐・ビニール袋・砂・小石・小枝等色々です。
これらの物が、排出されずに腸内で腐敗したら死は免れませんよね、
子犬に全身麻酔を掛けて手術で取り出すなんて事も出来ませんし、
やはり、体力・免疫力・抵抗力のある、2,000gを超えた子を選んで譲り受けるしか方法は無いように思います。
もしセンターから譲渡を受ける際の参考にでもなればとの思いで書かせて頂きました。
「餓死するのが可哀相?」
上記の様な子が毎年数十匹・数百匹も居る事は可哀相と思わないのでしょうか?疑問ですよね。
殺処分対象の子を繁殖させ、それが動物保護と言えるのでしょうか?
「捕獲保護目低の餌付け?」
この言い訳を繰り返しエサをやり続けている餌やり集団は、餌付けに成功し、一体何匹の子を捕獲保護したのでしょうか?
現実は、元仲間で、いまは袂を分けた団体の代表が、野犬を餌付けして捕獲保護するのは無理だ認める発言をしています。
原因不明の急死は絶対に避けられません、
原因が解らないのですから、治療法も在りません。
これが現実です。
不幸な子を繁殖させる餌やり団体→センターに寄る捕獲収容(殺処分対象)→殺処分ゼロを目指す保護活動
このいたちごっこがいつまで続くのか、不安です。
野良猫・子猫は原則として保健所は捕獲しませんので、市民・県民・国民の持ち込みによるものです。
総合的に考えると、日本から保護動物の殺処分がゼロになる日が本当に来るのか?不安しか残りません。
最新情報です
周南緑地公園で餌やりをしていた団体の一部の人が、周南大島と云う地域で野犬にエサを与えている。
下松市の笠戸島で野犬にエサを与えている。
団体との関係性は解りませんが、元は、周南緑地公園で餌やりをしていた団体の人間だと云う事です。
餌やり団体に対して世間の目が厳しく成って来ておりますので、団体から抜け、個別で行動している可能性は大だと思います。
下松市の笠戸島では元餌やり団体のメンバーが、三人ほど目撃されています。
下松市には、野犬への餌やりを禁止する条例すら在りませんので、やりたい放題です。
市町村での対応ではなく山口県として条例で野犬・への餌やり行為を禁止して欲しいです。
日本で殺処分ゼロを目指すには、野犬・野猫への餌やり行為を禁止する法を早期に制定して欲しいです。
日本各地で野良猫への餌やりで問題が起きていますが、山口県や徳島県では、野犬への餌やり問題です。
餌やりを支援し、ビジネスとして成立している事が一番の問題だとも居ます。
人間十人十色と言いますが、不幸な子を繁殖させているという行為が愚かな行為だと気付いてほしいです。
1匹の野犬・野良猫が可哀相だと思いエサを与えるなら、保護しておうちの子にしてあげてくだされば解決します。
その1匹の野犬・野良猫がねずみ講式に不幸な子を増やし続けるのです。
エサを与える前に保護!!!
これしか在りません。
どんなに綺麗毎を並べても、不幸な子を繁殖させる餌やり行為は無責任な保護活動です。