今日周南福祉健康センターから引き出し救助して来ました子の寄生虫(回虫)です。

生後3週齢のまだ離乳食を食べる子が排便した回虫です。

便は殆ど無く寄生虫だけですよね。

ここまで酷い回虫を排出した子は久しぶりに見ました。

これだけの回虫に寄生されていたのですから、腸壁も胃壁も傷だらけになりますよね、

その傷だらけの腸や胃でサルモネラ菌やカンピロバクター菌が暴れだしたら、細菌性腸炎で体力も免疫力も抵抗力も無い子犬なら、即死に結びつきますよね、こんな子を引き出し後直ぐに譲渡してしまう保護活動家が居る事にビックリですよね。

1,500g前後の子犬のお腹の中がこれだけの回虫に侵されているのです。

便じたい混じっていないと云う事は、栄養不良も当然考えられます。

私は健康管理をする上で真っ先に抗生物質を投薬して菌を殺します。

その後に胃や腸壁に付いた傷を乳酸菌などでケアして整えます。

ここまでしてやっと下痢も治まり食べたご飯の栄養も摂取できるようになります。

これだけの回虫の量ですから、当然回虫の卵もお腹の中にいますよね。

駆虫薬(ドロンタール・プラス)は成虫には効果が在りますが、卵には効果が在りません。

従って数日後に卵が孵化しますので、譲渡が早ければ里親様に説明をして駆虫薬の投薬を引き続きお願いしています。

この画像の回虫の量が特別多い訳では在りません。

もっと酷い子も頻繁にいます。

ただ今回の子は消化された便の排出が無い事が栄養面でとても心配です。

周南福祉健康センターから引き出した団体さんや個人ボラさんの中には引き出した週末には譲渡している人が多く見られますが、みなさんはこの寄生虫(回虫の量)をみてどの様に思いますか?

寄生虫(回虫)を駆除したからこの子は元気ですと言えるでしょうか?

周南福祉健康センターから引き出し救助した子の中にはコクシジウム原虫に寄生された子も居ます。

コクシジウムはドロンタールを一度投薬した程度では駆除できません。

この様な無責任な譲渡を繰り返している団体やボラさんは山口県には沢山居ますからご自身で探してみてください。

アップさせて頂いた回虫が現実です。

 

他の子も排便と共に回虫を排出しましたので追加でアップしておきます。

今日引き出し救助致しました全ての子がこの様な状態です。

私が今日(金曜日)に引き出し救助して来たこの様な状態の子を、万が一にも二日後の日曜日に里親様に譲渡したとすれば皆さんは愛の肉球会を信用できますか?

そのような事が、平気で山口県に携わっている団体や個人が行っているとすれば、大問題ですよね。

皆さんでSNSを調べてその様な団体と個人ボラを弾圧して下さい。