私が保護ビジネスをぜったいに許せない理由を書かせていただきます。
先ずは、周南福祉健康センターや山口健康福祉センター防府支所の子犬達を販売して利益を上げる様なビジネスなら反対はしません。
ただし条件があります。
販売業者に成れば、必然的にペットシュップなどと同じ営利事業者ですから保護団体とは基準も異なり、
第一種動物取扱業と成ります。
動物の管理基準も厳しくなりますし、いま私たちが行っている譲渡前の健康診断の基準も厳しく成りますよね。
いま、私が受けさせている健康診断は、人間が町の医院で行う健康診断だとすれば、営利事業者とも成れば、
総合病院による人間ドッグ並みの検査を受けさせて販売しなけりゃ購入してくれるお客さんは居ませんよね。
これだけ徹底した医療に掛け、手厚く健康管理が行われて販売されるなら、反対する理由は見当たりませんよね。
保護ビジネスの現状は、動物愛好家の方を騙し支援金を集め、野犬を転売し利益を出している事が人間として許せないのです。
ビジネスとして利益を得たいなら、保護団体を名乗らず、正々堂々と販売業者として会社を設立しビジネスをすれば良いのです。
私の保護活動をして来た経験から申しますと販売業者として、ビジネスは成り立ちません。
理由は、雑種の野犬が生んだ子ですから、先帝性疾患などの病気のリスクが大き過ぎますし、
疾患や咬み癖や身体的障害で獣医師から譲渡不可(販売不可)と診断される子も居ます。
こんな子達をセンターへ戻すなら、ビジネスも可能でしょうけど、保護することに成れば、ビジネスとして成立しません。
そう言う事は、動物愛護家の人を騙して利益を得るしか方法が在りません。
支援金を騙し取るという事は、人の善意の気持ちを踏みにじるという事です。
人間として絶対に許せない行為です。