こんにちは!
水蓮流ことだま鑑定師のみどりです。
気まぐれ更新ですが、
読んでくださりありがとうございます。
*
今年の7月から
地元の高校で日本語教師になりました。
※インドネシアは7月が学校の年度はじめです
仕事は増えましたが、
おかげで日本語に関する視点が増えました。
どういう視点かというと…
「日本語ノンネイティブ者の視点」
「日本語学習者の視点」です。
私がなんとも思っていなかったことに、
「なんで??」と疑問に思われたり、
生徒たちにさっぱり理解されなかったりすると、
「あ、ここにはなにか
日本人/日本語ならの何かがあるっぽい」
と気付かされます。
それを調べていくことで
私も日本語を再学習できるんです!
今日はそのうちの一つをご紹介しますね。
*
次の学習テーマは「日付」。
○月○日と言えるようになるのが目標です。
授業の前に予習したところ、
自分自身がわからないところがでてきました。
カレンダーを読むときに、
1日…ついたち
2日…ふつか
3日…みっか
4日…よっか
と、読んでいきますよね?
これは数字の昔ながらの読み方「ひふみよ…」に
日(か)をつけたものです。
それならば、
なぜ「1日」は「ひとか」または「ひっか」と
言わないのでしょうか。
うーむ、短歌だと「一日=ひとひ」と読むんですよねぇ。
なんで「ついたち」なの?
ひふみの「ひ」も
日の「か」も
どこへいったの???
なぜなんだーーーーー
わからん
…となりまして。
生徒に聞かれると困るので調べました。
すると以下のようなことがわかりました。
平安時代のころは「ひとひ」と言っていた
↓
ひとひ(1日)だと、
「ある日」「24時間」などの
意味もあり混同しやすくなる
↓
別の言い方にしよう❣
↓
昔の暦は月を基にした太陰暦で、
1ヶ月のはじまりは新月(朔)の日だった。
↓
新月(朔)は「月が立つ」日。
※この場合、立つ=現れる、出現する、はじまるの意味。
「旅立つ」などと同じですね~。
↓
月立つ(つきたつ)
↓
ついたちに変化
…こんな経緯なのだそうです。
そうだったのか~。
(でもこれ、インドネシア語で説明するの、大変だナ)
月が立つが「ついたち」の語源だったなんて。
自然と一緒に暮らしてきたご先祖様が
身近に感じられました。
*
これまでなんの疑問もなく「ついたち」と言っていましたが、
いざ教えるとなると、
はじめて日本語に接する生徒たちの目を介して
日本語への新しい「問い」がたくさん出てきます。
だから、また新しい発見に出会えるんですよね。
インドネシアの生徒たちから
私も学ぶことがたくさんです。
みんな、ありがとう~😍
これからもシェアしていきますね。
(水蓮流ことだま鑑定師 みどり)
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