3/22日(2日目)は比叡山と並び証される高野山に参拝いたしました。

 数年ぶりです。

 
 大阪市内から車で2時間15分くらい。

 やはりここは遠いですね (^^;)


 東京からだと8時間は見ておかないと。。ですからそう頻繁に訪れることはできません。


「なかなか行く機会がないけれど絶対に行ってみたい」 と、東京から一日参加された方もいらっしゃったくらいです。


 さて、、

 そういう気持ちと関係があるなしはわかりませんが、なぜかこの街に近づくと気持ちがうきうき? 明るく弾んでくるのはなぜでしょうか。

 あくまで個人的感想ですが、比叡山とはまた違った風情と感覚を感じます。

 

 高野山の第一の特徴は、標高約800mの山上に真言宗の一大都市が築かれている点だと思います。



 麓から急な山道を登ると突如現れてくる光景。100を超える寺院が密集し、コンビニ、土産物屋さん、宿坊と、何でも揃い、何とガソリンスタンドまであります。



 山上盆地ならではの、日本では他に例を見ない宗教都市なのです。


 「天空の聖地」 なんて呼ばれています。


 弘法大師 空海が開山し、真言密教の本拠地として修行にいそしんだ地といわれています。



      




 数々のお堂に国宝・重要文化財・仏教美術品などの文化財を有しますが、空海は、周りを取り囲む山々を八葉蓮華の花びらと見立て、山上にマンダラ世界を作ろうとしたともいわれています。


詳しいご説明は
http://www.koyasan.or.jp/meguru/sights.html



 まずは奥の院
弘法大師御廟(こうぼうだいしごびょうへ。




            奥の院入り口




















   
            お遍路さんもたくさん




 ここは高野山の中でも最も聖なる場所とされている空海入定(にゅうじょう)の地です。空海自らこの地を入定の地と定めたといわれています。


そして、空海は(死んだのではなく)弥勒菩薩が下生される未来まで、この地で三昧(深い瞑想)に入っているとされています。


 この参道にはあらゆる階層・時代の人々のおびただしい数の墓碑が建立されています。





          密教の宇宙観を表した五輪塔



 
 ここから先は撮影禁止の最聖地区。奥のお堂の奥に御廟があります。







 御廟前では途切れることなく参拝者が訪れます。 


 お経を読む人、
 香や灯明の供養をする人、
 目を閉じて座る人

 様々です。



 特にこの場所は、きらきらした、例えるなら金粉舞い降りるかのような明るい空間に感じられました。
 解放された明るい 「喜」 を。 

※あくまで個人的意見です m(_ _)m  



 お廟の内陣には、孝女てるが髪を売って献じた「貧女の一灯」、白河上皇が献じた「白河灯」が、今も絶やすことなく灯し続けられています。


内陣の灯籠堂
http://www.iwasaki.co.jp/projects/examples/detail.php?EID=scds15&cat=5

 

 空海は、入定前、「未来永劫に人々を救い続けます」との誓願のもと、入定されたとされています。



平和で豊かな現代日本に生きている有り難さと、弘法大師はじめ多くの僧侶、人々の精進のおかげで今があることへの感謝の気持ちがわいてきました。



 とても落ち着いた清々しい気持ちで、奥の院を後にし、壇上伽藍に参りました。