昨日までとは打って変わり、やはり台風は北陸地方には相当の風雨をもたらすとの予報。
今日の立山聖地巡りをどうするか迷ったのですが、まずは、芦峅寺の雄山神社に参拝させていただきました。
そして、閻魔堂や、女人済度のための布橋や立山遥拝所を拝見しました。
※かなりのどしゃぶりでした
閻魔様の像
※女性が一歩一歩踏みしめながら渡った布橋です 108枚の板でできています
明治時代になるまで、立山は女人禁制でしたので、布橋を渡って業を浄化し、この先の姥堂にこもって修行し、立山を遥拝して済度を願ったそうです。
立山にはこの世の地獄があるという立山信仰があり、立山曼荼羅には来世、閻魔さまに裁かれる人びとが描かれています。
さて、立山には、雨雲の様子を見てということにしましたが、バスも動いており、他の観光客もいましたので、立山の室堂平にまいりました。
※室堂平の玄関口
一時間ほどしか時間がありませんでしたが、ミクリガ池や地獄谷、血の池地獄を足早にまわり、立山の地獄の世界を巡礼しました。
※ミクリガ池です
※女性が墜ちるといわれる血の池地獄
※よく見えませんが、これが地獄谷です
雨風は相変わらず強く傘をさすのもままならない。
これは自己の浄化と叱咤だなと・・・。
そんな中、
誰かが「雷鳥だよ!」と。 つがいです。
※ 雌です
※こちらが雄
昨年と違い、本物でした
今日は仏教の輪廻の世界と、済度を願う人々の深い信仰に思いを馳せました。
もし、当時、女人が立山登拝を許されたなら、雨でも雪でも登ったことでしょう。
それを考えると、これだけ整備され、誰でも気楽にいくことができる現代は何と恵まれていることでしょう。
立山駅に到着する頃には、あの暴風が嘘のように止んで、綺麗な晴れ間が見えてきました
みんな、笑顔
無事巡礼も終了しました。
ご参加された皆さま、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました
立山からの帰り道、綺麗な夕陽が見えました。