こんにちは!

 

今回は「心血虚(しんけっきょ)」について解説します。

 

心血虚とは、心を養う「血」が不足し、心と精神が十分に栄養されていない状態です。

 

東洋医学では「心は血脈を主り、神を蔵す」とされています。つまり、心は全身へ血を巡らせるだけでなく、精神活動や意識、睡眠、感情の安定にも深く関わっています。

 

そのため、心血が不足すると、身体だけでなく精神面にもさまざまな不調が現れます。

 

主な原因

慢性的な血虚

栄養不足、胃腸機能の低下、過労などにより十分な血を作れなくなります。

② 出血

月経過多、出産、手術、外傷などによって血を失うことで心血虚になることがあります。

③ 長期間のストレス

精神的な疲労や悩みが続くと心血を消耗し、不眠や不安につながります。

 

主な症状

  • 不眠(寝つきが悪い・眠りが浅い)
  • 不安感
  • 集中力・記憶力の低下
  • めまい
  • 顔色が青白い
  • 唇の色が薄い
  • 貧血
  • 爪が割れやすい

 

改善方法

血を補う食材

  • レバー
  • 赤身肉
  • カツオ
  • マグロ
  • 小松菜
  • なつめ

胃腸が弱い方は、温かいスープや煮込み料理など消化しやすい調理法がおすすめです。

 

また、しっかりと咀嚼して唾液をたくさん出すことで栄養素をきちんと吸収してくれます。

 

適度な運動

軽いウォーキングやストレッチは血流を促し、心身をリラックスさせます。ただし、激しい運動は血を消耗するため控えめにしましょう。

 

鍼灸でのアプローチ

鍼灸では、心血を補いながら血の巡りを整え、不眠や動悸、不安感などの改善を目指します。

代表的には、

  • 神門(しんもん)
  • 内関(ないかん)
  • 心兪(しんゆ)
  • 脾兪(ひゆ)
  • 足三里(あしさんり)
  • 太白(たいはく)

などの経穴(ツボ)を体質に合わせて選択します。

まとめ

心血虚は、身体だけでなく精神面にも大きく影響する証です。

 

「眠れない」「動悸がする」「不安になりやすい」「物忘れが増えた」といった症状が続く場合は、心血虚が関係している可能性があります。

 

ただし、これらの症状は西洋医学的な病気が原因で起こることもあります。

 

症状が強い場合や長く続く場合は医療機関での診察を受け、そのうえで東洋医学による体質改善を取り入れることで、より根本的な改善が期待できます。

 

 

 

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