こんにちは!
五臓六腑シリーズ!(笑)
五臓(肝、心、脾、肺、腎)をご紹介してきましたが、実はもう一つ、東洋医学には特別な臓があるんです!
それが、今回お話する「心包」(しんぽう)です!
心包は
👉 「心を守るための存在」
👉 「心の代わりに外界の影響を受け止める臓」
として考えられています。
鍼灸の古典である『難経』(なんぎょう)では
「心は君主の官、神明出づ。心包は臣使の官」
と表現され、
心がダメージを受けないように、心包が盾の役割を果たすとされています。
現代医学でいう「心膜」に近いですが、
東洋医学の心包は身体だけでなく、感情や精神面まで含めた存在です。
では、その働きを説明してみたいと思います!
心を外邪やストレスから守る
心は「精神活動の中心」。
しかし、過度なストレス・緊張・ショックなどを直接受けてしまうと、心は簡単に乱れてしまいます。
現代医学の心臓と同じで、死に直接かかわる臓として考えられています。
そこで登場するのが心包。
✔ 強い緊張
✔ 精神的ショック
✔ 対人ストレス
こうしたものをまず心包が受け止め、心を守ると考えます。
「気を遣いすぎる人」「人に合わせすぎる人」は、心包が常に頑張りすぎている状態とも言えます。
血脈・循環を整える
心包は「血」と深い関係があります。
・動悸
・胸のつかえ
・息苦しさ
・手のしびれや冷え
こうした症状は、心包の気血の巡りが悪くなっているサインとして捉えます。
特に
👉 緊張すると胸が苦しくなる
👉 不安になると動悸が出る
という方は、心包の影響が大きいです。
感情では「喜び・安心感」を調整する
五臓では「心=喜(よろこび)」ですが、心包はそのクッション役。
・感情を抑えすぎる
・本音を言えない
・人前では明るいが、家で一気に疲れる
こうした状態では、
心包が無理をして感情をコントロールしていると考えます。
結果として
✔ 疲労感
✔ 不眠
✔ 理由のない不安
につながることも少なくありません。
心包経とセルフケア
心包には「手の厥陰心包経(しんぽうけい)」という経絡があります。
胸から腕の内側を通り、中指へ向かって流れます。
代表的なツボ
-
労宮(ろうきゅう)→手のひらの中央部
ストレス・緊張・自律神経の乱れ
👉 深呼吸しながら軽く押すだけでも、
心包は「安心した」と感じ、全身が緩みやすくなります。
心包を整えることは「心を休ませること」
心包は、
頑張りすぎる心をそっと守る存在。
✔ 無理に前向きになろうとしない
✔ 感情を抑え込みすぎない
✔ 「安心できる時間」を意識的に作る
これらはすべて、心包を養う行為です。
鍼灸では、心包を調整することで
「気が楽になった」
「胸がスッとした」
「呼吸が深くなった」
と感じる方も多くいらっしゃいます。
ということで、6つ目の蔵である心包、いかがでしたでしょうか?
心包は
👉 心を守り
👉 血と気の巡りを支え
👉 感情のクッションとなる
現代人にとって非常に重要な臓です。
「なんとなくしんどい」「気を遣いすぎて疲れる」
そんなときは、
心ではなく“心包”が疲れているサインかもしれません。
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