この研究では、18歳から40歳(平均年齢28.4歳)の、200名の健康な男性を対象とし、アンケートを使って普段の食事内容についての調査を実施し、超加工食品の摂取量と、精液検査の結果との関連を比較しました。

その結果、超加工食品の摂取量が多い男性ほど精子の濃度や運動率が低く、精子の数についても少なくなっていることが分かりました。

精子の数については、超加工食品のエネルギー比(食事で摂取したエネルギー量のうち超加工食品から摂取したエネルギーの割合)が10%増えるごとに、精子数が150万少なくなっていました。

またこの場合、多く摂りすぎてしまった10%の超加工食品を精製度の低い食品に置き換えたと仮定すると、精子の数や濃度、運動率、正常形態精子の増加につながることが分析によって示されたということです。