リアス病院での2回目の当直を昨日から今日にかけてやってきました。


昨日の日中は復興病院での勤務でしたが、予約外の患者はほとんど来ず、午前中に個人的な健康診断を受けました。今月末から行くたすき掛けの病院に提出する用です。午後は自習しつつ、当直に向けて早めに帰宅しました。


リアス病院での当直では、開始早々に道路で人が倒れているから早く来てくれと看護師から連絡があるというドタバタのスタートでした。中年男性で主訴は意識障害。以前にいた中京医科大学病院で意識障害の高齢者を見たときと同じようなシチュエーションで、歩行中に倒れ込んで、嘔吐痙攣とともに意識がなくなったようです。当時に患者を見たときは、嘔吐失禁があり頭部が原因でないか?と勝手に思い込んで、ABCのチェックが不十分で低酸素、低血圧をスルーしていたという苦い思い出がありました。今回は声に出してABCチェックし、採血ルート確保を指示して、バイタル安定していたのでCTへというプランでいきました。ただ静脈での血液ガス分析で代謝性アシドーシスがあり、輸液をメイロンに変更してCTへ。


電解質異常や低血糖はありませんでした。

移動中に指示が入るようになりGCS M4→6へ。画像所見は特記事項なく、カルテにはてんかんの既往があり抗てんかん薬を内服していました。痙攣発作に伴う意識障害というアセスメントで脳外科へコンサルし帰宅の方針となりました。


ドタバタなスタートでしたが、以前の反省を活かしてABCを確認する癖をつけていたのでしっかりアセスメントでき、ここは進歩しているなあと思います。


その後は平和な夜で今日は赤ひげ診療所でワクチン接種の手伝いをして終了です。先週もそうでしたが、当直明けに終日勤務はキツイです。