本日はレゴトレインネタです。実は以前に製作してそのまま未公開となっていた車両がありましたのでご紹介したいと思います!

 

 

 

 

富士山麓電気鉄道3100形です。2年程前に作った車両なのですが、すっかり紹介するのを忘れており、ずっと棚の中で眠っておりました。先週富士急行線に乗車したのがきっかけでこの車両を思い出しました…。

 

 

この3100形は、富士山麓電気鉄道創立30周年を記念して1956年に製造された車両です。今でこそ同社を含めた地方鉄道は、大手鉄道会社やJRのお下がり車両を使用することが一般的ですが、この3100形は新製車両であり、日本初の狭軌用WN駆動車という当時としては先進的な車両でした。

 

車内はデッキ付きであり、扉付近にロングシート、それ以外はクロスシートというセミクロス仕様。前面デザインは当時流行りだった湘南顔スタイルとなっており、優美な印象を受けます。

 

 

 

 

 

 

レゴで3100形を作るきっかけになったのは定山渓鉄道の“モハ1200形”を製作したことです。ここので組み方を流用して3100形も作ってみました。また車体のカラーリングも魅力的なのも製作理由の一つ。窓下はサランダブルー、窓周辺はオーシャングリーン、そしてまっすぐ伸びた白帯。レゴでは通常の青色とサンドグリーンを使用してみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

停車中の3100形。この手の湘南顔スタイルの車両に、レトロな駅舎は合いますね。湘南顔スタイルは後方への角度や、運転席上のオデコ部分の角度、そしてそれらをある程度の強度を持った状態で固定させなければならず、レゴで作るには意外と難しい形状です。

 

 

 

 

 

 

キハ58と。同世代同士の車両であり、尚且つ富士急行線には自社所有のキハ58があり、現在と同じように大月で中央線の列車に併結されて新宿まで運行されていたそうです。

 

スタイルやカラーリングからして非常にかっこいい車両ですが、現存していないのは残念なことです。因みに3100形の後継車両である5000形は1両が下吉田駅で保存されています。