本日は久しぶりにレゴ互換ブロックをご紹介します。
ご紹介する互換ブロックメーカーは「QUAN GUAN」と言う聞きなれないメーカー
です。恐らく中国のメーカーだと思いますが、はっきりしたことは分かりません。
ネット上で検索するとどうもミリタリー系ブロックを販売しているようです。
今回はそんな謎のメーカー「QUAN GUAN」の九八式4屯牽引車と言う
車両を紹介します。この車両は大日本帝国陸軍で運用された砲兵トラクターで、
野砲を牽引するのが主な用途です。ウィキペディアのデータによると
全長：3,7m 全幅：1,9m 高さ：2,17m 重さ：約４tだそうです。
ブロックの内容は全450ピースで、写真のように小分けされた袋に入っています。
説明書もカラーで見やすいですし、ブロックの品質もなかなか良さそうです。
しかしWWⅡ時代で、大日本帝国の兵器。しかも戦車や戦闘機ではなく
野砲を引っ張る牽引車とは、かなり地味でマイナーな兵器をモデル化
しましたね〜。ちょっと驚きです(ﾟ∀ﾟ)
レゴにはないブロック達。右下のスタッド付き1×1プレートはレゴでも
あったら重宝しそうですね。
武器やアクセサリー系はプラモデルのようにランナーに付いています。
小銃や双眼鏡、そして砲弾がたくさん付属しています。
ミニフィグは日本陸軍兵３体が付属しています。なかなか良い感じのフィグですが、
なんと左のフィグは片腕がありませんでした！！こう言ったことは互換ブロックには
良くあることで、これで３回目くらい。まぁ仕方ないですね…m(__)m
カードと台座が付属。カードには恐らくこの兵器の詳細が書かれているものと
思います。この辺りは凝っていますね。
牽引車の前に九〇式野砲を見ていきましょう。この野砲は1920年〜30年頃に
開発された野砲で、WWⅡでは日本陸軍の主力野砲として使われたそうです。
雰囲気は良いですね。砲台やそれを支えるアームも凝った作りになっています。
そしてメインで九八式牽引者。こちらも実機の感じを良く捉えていると思います。
キャタピラパーツはレゴのものとは少し違う形状。フロントガラスのタイルと
大日本帝国の旗はプリントパーツとなっています。
こんな感じで牽引車の後部に引っ掛けて牽引出来るようなっています。
ややオーバースケールですが、武器と弾薬を入れる箱もあります。
銃のディティールはなかなか良いだけに、もう少しサイズが小さいと
ミニフィグとのスケールが合って良いのですが…。
戦場のワンシーンを再現。砲台は良い感じですが、牽引車がやはり
オーバースケール気味。全長も長すぎですが、
車体の高さがありすぎて牽引車ではなく装甲車みたいに見えてしまいます。
そこで改造を実施！全長を短くし、高さも４〜５プレート分低くしました。
前方のキャタピラ用のタイヤは付属品だけでは足らないので、レゴのタイヤを
作っていますが、それ以外は付属するブロックで改造しました。
どうでしょうか。だいぶ小型化されてスケール的にも良い感じになったと
思います。ミニフィグも2人乗せられます。
砲台とのバランスも良いと思います。
これはレゴ製品にも言えることですが、スケール感の統一というのは
難しい問題です。私の場合はミニフィグスケールであること、そして
わが町のトレインや建物、その他の車両となるべくスケールを合わせるように
しています。製品版では合わなくても、ブロックなら今回のように
改造することが可能です。これがブロックの魅力でもあります。
今回は初登場となる「QUAN GUAN」の九八式４屯牽引車をご紹介しました。
ミニフィグの片腕がない、ややオーバースケール気味と言う問題もありますが、
各部のディティールは良く、またブロックが組みづらいとかすぐに破損する
と言ったこともなく、品質も高いです。何より独自のモデル展開で、
しかもこんなにマイナーな車両を出している点は、非常に魅力的な要素ですね。
他のラインナップも非常に気になるところです( ´∀｀)
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