書評(絵本)一覧

 

からすのてんぷらやさん  かこさとし作 偕成社出版

 

 

1913年初版です。前作「からすのパンやさん」から丁度40年後になります。ほぼ同時に4冊(各4羽の赤ちゃんのその後)発行されました。その内の三作目です。

 

本作は次女のレモン(黄色)の話です。

 

前作では長女がやおやさんに嫁ぎました。本作は少し不穏な空気が・・・いきなりてんぷらやさん全焼。更にてんぷらやさんのおかみさんは行方不明、息子(かえでどおり在住イワくん)は大怪我。てんぷらやさんの大将(キュウベエさん)は初登場の段階から息子と大泣きしており、息子の友達(ジロくん)が励ましています。更にパンやさんのまだ未婚で実家住まいの次女と次男に見舞われ、息子の友達の仲間達が火事場の片付け、建て直し、調理器具調達などを一手に引き受けてくれたのを見て大将もやる気を取り戻し、息子とパンやさんの次女と次男に天ぷら揚げの秘伝を授ける事に。野菜の唐揚げ、野菜の天ぷら、海老天、海老フライと秘伝の全てを伝授し終えたその時!行方不明だったおかみさん(カナさん)が実は救急車で病院に運ばれていた事が判明、でもすっかり回復して帰宅。息子の大怪我も全快。そこで「天ぷら店 久兵衛」の新装開店の祝賀会を開催。

 

 

からすのてんぷらやさんの住所

・いずみがもり かえでどおり

 

からすのパンやさんの4羽の子がらすとその配偶者

・チョコ(長男)茶色/ミミ(長男嫁)緑色

・リンゴ(長女)赤/シン(長女婿)茶色

・レモン(次女)黄色

・オモチ(次男)白

 

本作で新たに判明した事実

・「天麩羅一週間」なる歌の存在(byジロくんと仲間達)

・「天麩羅フライの歌」以下同

 

 

次女はイワくんと「天ぷら店 久兵衛」の店頭で結婚式をしてめでたしめでたし。

 

 

 

 
 

 

 

 

作者が本作に書きたかった事

・助け合い

要点
・火の用心
 

 

 

 

 

 

かこさとし(加古里子)作品の書評です。

 

 

 

 
 

 

 

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