からすのおかしやさん かこさとし作 偕成社出版
1913年初版です。前作「からすのパンやさん」から丁度40年後になります。ほぼ同時に4冊(各4羽の赤ちゃんのその後)発行されました。その内の一作目です。続編の要望が多かったそうです。
本作は長男のチョコ(茶色)の話です。
前作で生まれた4羽の子がらすも大きくなり実家の商売を手伝っています。両親が親類の病気見舞いに山形へ行っている留守中に長男が番長となり新製品を開発、味見をしたお客さん(しいのきばやし在住ミミちゃん)の助言等も取り入れて大ヒットを飛ばします。それに気を良くした両親は実家のパンやさんの隣に新たにケーキやさんを建てて長男が店長、元お客さんのミミちゃんがケーキ作りの指導をします。
からすのパンやさんの住所
・いずみがもり くろもじ三丁目の角の中くらいの木の上
からすのおかしやさんの住所
・からすのパンやさんの隣
からすのパンやさんの4羽の子がらす
・チョコ(長男)茶色
・リンゴ(長女)赤色
・レモン(次女)黄色
・オモチ(次男)白色
本作で新たに判明した事実
・山形におじさん(からす)がいる
途中から和菓子の販売も始めたので店名を「ケーキやさん」から「おかしやさん」に変更。長男はミミちゃんと盛大な結婚式を挙げてめでたしめでたし。
作者の本作への思い
・おいしい本にしたかった
要点
・働き者の嫁はいい
かこさとし(加古里子)作品の書評です。
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