道(どう)の難しさを痛感する


押忍!武道+酒マニアです。

年が明けてから、色んなことをやり始めました。


その一つが


書道


です。


私は高校1年の時まで書道をしていました。

その時取った段位が


八段


でした。

剣道だと最高位ですが、

書道にはもっと上があります。


で、近年、書道師範の資格を取ろうと思って、

習うところを探していたんですよね。


でも、どこも2年間くらい書道師範取得コースに通って、受講料がトータルで50万円くらいかかります。


で、


あー。無理だ、こりゃ。


と思っていたんです。


で、諦めていたんですが、


私、今年1月から転籍したんです。

(グループ会社なので、転職ではなく転籍。大して環境は変わらないんですが)


入社時研修を受けていたら、


総務の方が


「スキルアップ支援制度というものがあります。業務に関係ないものでもOKです。ジム通いするとか健康増進目的でもいいし、文化的なこと、例えば、ソムリエの資格を取るとかも大丈夫です。かかった費用の半分を会社が負担します。ただし、年間10万円まで。」


おー。なんていい会社なんだ!


転籍前の会社は人数が多すぎて、一度そういう制度があったものの、立消えになっておりました。


翌日、ふと思いました。


あー。年間10万円補助!

書道学校の授業料は最初の1年間で18万円、入学金1万円、それとは別に剣友会会費16,000円。

合計20万円ちょっと!


おー。残りの106,000円を月割にすると、8,800円くらい。

場所を借りて運営してる空手道場(例えば極会館とか)に通えば、月に10,000円以上だから、それよりは安い!


ということで、

書道学校に通い始めました!


思いついた翌週が開講日だったのでギリギリでしたけど。


で、やり始めて思ってること。


やはり、この世界(書道の世界)、女性が多い!

同じクラスになったのが私を入れて4名。私以外は女性です。

受講人数が少ないと、3か月前に入学した人たちと合同クラスになるのですが、そちらのクラスの4名は全員女性でした。先生も女性。

先生は60-70歳くらい。

受講者は、20代から70歳くらいまで様々。

同じ部屋の中にいる男は50代の私だけです。


まー。そういうものですね。


昔から書道を教えてくれたのは女性が多かったのは確かです。


一方で、これが今日のブログの本題なんですが、


少し違うは大きく違うってこと。


例えばこれ。

前の会派と違うので、段位が取り直しなんですが、今月の例題はこれ。


〈競書誌の例題〉


〈稽古中の私の書〉

右上の字はあまりに滲んでしまったので、恥ずかしいので隠しました。ご容赦ください。


残りの三文字を見た書道経験のない方、


おー。

うまく書けてるじゃないか。


と思うかもしれません。


でも、違うんですよ。

細部を見ていくと、上手く書けてないところが多々あります。


空手をしてる人に空手形の話で例えれば分かりやすいと思うんですが、

形の動きの中での「動と静』とか、『細かい指先、足先の納め方』とか、きれいに見えるためにはクリアしなければならない所作が幾つもあるはずです。


私の書を見て、先生は


ここは、流さず押さえて。


とか。

いまダメ出しをいっぱいされております。笑


八段までとったけど、毎日書くわけでなかった私はきれいに見える方法は知ってるんです。

でも、一つ一つの所作が今かなりいい加減。見る人が見ればダメ出ししたくなる訳です。


そんな私に先日の講義で先生が

私の書に添削しながら


〇〇くん。この学校を卒業するまでに上手くしてあげるから。


とおっしゃってくれました。


とても嬉しかったなー。


『〇〇(下の名前)くん』なんて何十年も呼ばれてなかったし。笑


年始に心を新たに引き締めているこの頃でございます。