変形性股関節症シーズン2-④手術翌日


手術翌日

朝日とともに目が覚める。

ここは病室の窓際。

北側とはいえ、5時を過ぎれば明るい。


6時を過ぎると看護師さんが来て

体温・血圧・酸素飽和度を測る。


いたって問題なし。


7時半になる頃、朝食が運ばれてくる。昨日は絶食だったから、手術後はじめての食事である。


コーヒーを飲んでもいいと言われたので、200円高い朝食をチョイスした。

・アイスコーヒー

・焼きたてパン(クロワッサンともう一つ)

・スクランブルエッグ

・ゴボウサラダ

・牛乳


〈手術翌日の朝ご飯〉


味は良かったのだが、少し気になる点が。

自分のノドが少しおかしい。

少し詰まったようで、飲み込むのが辛い。

どうやら手術時の挿管(呼吸確保のために管を入れること)か原因らしい。


まあ、仕方ない。

脚はほぼ痛くないので、その代償と思えば安いもの。


朝食が終わると、少しして担当医の先生がやって来た。


術後の症状を色々訊かれる。

訊かれて、改めて自分のことを見つめる。

足先が少し痺れている。

それから、両手の小指も痺れている。

幹部の痛みや痺れはそれほどではない。


先生曰く

足先は脚の手術をしたのだからそういう症状が出るかもしれません。

手の方は、手術時横を向いた姿勢だったので、身体に押されて一時的に痺れているのだと思います。

とのことだった。


その後、夕方になって、これを書いているが、足先と左手の痺れはほとんど消え、ノドの痛みと右手の痺れは朝のままだ。

明日治ってればいいが。


最後に硬膜外麻酔の針を背中から抜いて、先生は去って行った。

やはり麻酔を抜くと、昼前に患部の痛みが増してくる。


看護師さんが来たのでその件を話すと、


『昼ご飯後に飲む鎮痛剤をもう飲んでも良いですよ』


と言われた。


が、私は昼ご飯まで我慢することにした。

武士は食わねど高楊枝!

とは少し違うかもしれないが、痛みに慣れ、我慢することもある種必要だと思う。


そんなことを考えていると

昼前、理学療法士さん(30代の女性のトレーナーさん)がベッドにやって来た。


さあ、ベッドから車椅子に移ってください


と言う。


手の力を使いながら

ゆるりゆるりと車椅子に乗り移った。


まずは成功。


その後、リハビリ室に連れて行かれて、寝転んだ状態で、マッサージや脚の上げ下げの軽い運動をした。


そして、最後に平行棒に捕まって

一往復の歩行。


我ながら

歩けるやん!


と思う。

今日のメニューはそれで終わりだった。


その後昼ご飯を食べ、

寝て、

夕ご飯を食べ、

それからこれを書いている。


明日は

11:30と14:30にリハビリらしい。


私がトレイナーさんに早く退院したいと言ったからだろう。

明日普通に歩行機を使って歩ければ、今週中には病棟内なら歩き回れるようになると思いますよ、と言われた。


まあ、歩き回れると言っても杖をついて歩くだけなんだけどね。

でも、今週中にそれができれば有難い。そうすれば来週退院できるから。

色々やりたいことがあるから、早く退院したいんだよねー。